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September 5, 2009アーカイブ

登頂日
2009年9月5(土)・6日(日)
天 候
晴れ
同行者
囲炉裏村メンバー5名

新穂高温泉⇒わさび平小屋⇒鏡平⇒弓折岳⇒双六小屋(テント泊)⇒樅沢岳(2,755m)⇒双六小屋⇒双六岳(2,860m)⇒双六小屋⇒弓折岳⇒鏡平⇒わさび平⇒新穂高温泉








 新穂高温泉駐車場で清々しい朝を迎える。天候は上々だ!朝食をとり、準備を済ませて出発。バスターミナルのところで蒲田川を渡り、ロッジニューホタカの先でゲートを抜け左俣林道に入る。緩やかな林道をテクテクと登りわさび平小屋に到着。ここで休憩。

 わさび平小屋からしばらく進むと林道から左俣川の河原に下り、いよいよ小池新道の登りが始まる。岩がゴロゴロした道だが高い段差や不安定な岩は少なくマーキングもあるので歩きやすい。

 秩父沢で槍ヶ岳を望みながらの休憩。沢を流れる冷たい水で喉をうるおす。秩父沢からチボ岩、シシウドが原とキツイ登りが続く。同行者もバテぎみである。ペースを落としゆっくりと鏡平を目指す。

 鏡平の池のウッドデッキに到着した時点では、残念ながらガスがかかり槍の穂先は見えず。鏡平山荘前に移動して昼食。昼食のメニューはアルファ米とレトルトカレーでカレーライス。バテ気味だった同行者も食事を取り回復したようだ。シャリバテだったのか?

 鏡平から弓折岳へ急登が続く。稜線に出るまでの辛抱とゆっくりと登っていく。やっとのことで弓折乗越に到着。残念なことに完全にガスがかかってしまい眺望は全く利かない。小休止後、稜線までの急登を登りきると西方向はガスがなく雄大な景色が広がっている。しばし足を止め眺望を楽しむ。

 稜線に出た後は、多少のアップダウンはあるが急登の連続する箇所はないので気が楽になる。後は本日の宿泊地である双六小屋まで稜線を辿るだけだ。とは言うもののまだまだ距離はあるのだが。

 稜線を辿っていると東方向はガスで眺望なし、西側は快晴の大パノラマ。山の天気は不思議なものである。途中で生まれてはじめてブロッケン現象にも遭遇。円状の虹の中に自分の影。歩を進めると着いてくる。思わず「着いてくる。着いてくる!」と童心に返ってしまう。自然が引き起こす幻想的な現象に感動。

 鷲羽岳を背に双六小屋が見えてきた。この光景も最高である。前回の燕岳が生憎の天候だっただけに今回の好天がもたらすパノラマに感動の連続、何度もシャッターを切ってしまう。話は違うがデジカメとは本当に便利なものだ。銀鉛カメラだとフィルム代や現像代のことを考えなければならないが、デジカメは気にしなくてもよい。撮りまくって良い写真を選ぶことができる。

 双六小屋のテン場に到着。テント設営場所を確保し荷物を置いて小屋に受付に行く。本来の計画では、この後樅沢岳ピストンの予定であったがメンバーの疲労の関係で明朝ご来光を見に登ること変更となった。ということで受付を済ませるとすぐにビールでお疲れ様の乾杯。登ってきた後の冷えたビールは最高である。

 双六小屋前で鷲羽岳をバックにバンダナショットを撮影しテン場へ戻る。早々にテントを設営、夕食の準備に取り掛かる。夕食は鶏鍋である。冷え込んできたので暖かい鍋は身体が温まり最高であった。夕食後は、明日のご来光登山に向け早々に就寝となった。

2日目につづく >>

◆ ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう Brocken spectre)
太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現われる大気光学現象。 光輪 (グローリー, glory) ともいう。山岳の気象現象として有名で、尾根の日陰側かつ風上側の急勾配の谷で山肌に沿って雲(霧)がゆっくり這い上がり、稜線で日光にあたって消える場合によく観察される。航空機から見下ろす雲や、平地でも川霧等に現われることがある。


◆メンバー
 papaさん・YASSAN
 りっこさん・ようこちゃん
 pekoちゃん・大将
 以上6名

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