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八ヶ岳無節操山行(7月14日・15日・16日)

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登頂日
2012年7月14日(土)15日(日)16日(月)
天 候
曇り/雨/強風
同行者
囲炉裏メンバー15名+1名

14日:桜平⇒夏沢鉱泉⇒オーレン小屋
15日:オーレン小屋⇒夏沢峠⇒硫黄岳(ピストン)
16日:オーレン小屋⇒箕冠山⇒根石岳(ピストン)⇒夏沢鉱泉⇒桜平










 アルプス無節操山行も昨年の立山と穂高につづき今回で3回目である。何故無節操かというと、アルプスのテント泊山行の場合、極力荷物を減らし軽量化をはかる。当然食事も軽量かつ手間が掛からず簡単にできるものを持参するのがふつうだ。しかし我ら無節操山行隊は、そんな常識を覆し、山の食事とは思えないような料理をするのである。美味しい食事にアルコール類は付き物ってことで、大量の食材&アルコールを歩荷してテン場まで持ち上げるのでだ。要するに無節操な食事計画の山行ってことである。今回もすき焼き・お好み焼き・ポトフなどなど、通常山では食さない料理を楽しませてもらった。因みに下界から持ち上げたアルコール類は、缶ビールロング缶42本・焼酎2リットルパック3本・日本酒900mlパック1本・ボックスワイン3リットルだ。

 無節操の話はこれくらいにして、初日の午前9時過ぎ4台の車に分乗した14名が集合場所の名神高速多賀SAに集合し一路八ヶ岳を目指す。中央道の諏訪ICで高速を降り、途中のスーパーで買出しをして登山口である桜平へ。ここで東京からのTちゃんと合流。総勢15名となる。買いこんで来た食材&アルコールを分担。2リットルの焼酎2本と・若干の食材をザックに詰め込む。。桜平から夏沢鉱泉を経てオーレン小屋まで約1時間20分の登りが待ち受けている。20kg越えのザックを背負い、カセットコンロとランタン&ガスボンベの入ったバックを片手に登りきったら冷たいビールが待っていると考えながら登る。

 午後5時過ぎにオーレン小屋到着。テン場へ移動しテントを設営後夕食の準備に取り掛かる。当然のことながら準備が出来上がる前にビールで乾杯。その後夕食のすき焼きも出来上がり。ワイワイガヤガヤ楽しい時間を過ごす。8時を過ぎたころ雨が降り出してきたので早々に勝付けをしテントに引き上げる、明日の山に備えて就寝。

 翌日は午前4時に起床。テン場は薄っすらとガスに覆われ風も強い。午前6時に出発し、硫黄岳⇒横岳⇒赤岳と登る予定であったが、この天候なので赤岳までは無理と判断。出発時刻を遅らせ、行ければ横岳まで行こうということに。前夜大阪発組の到着を待ってから出発することにした。7時過ぎに後発組が到着、これで今回の参加者17名が揃った。後発組のテント設営後17名全員で出発。

 夏沢峠を過ぎ、樹林帯から森林限界を越え稜線に出るとガス(霧)で視界が10mあるかないかの真っ白け&ものすごい強風が吹き荒れている。強風に耐えながら登っていくも硫黄岳の手前で数名がアタックを断念。下山引率者を含め10名が撤退。私を含める7名でアタックを続け硫黄岳(標高2,760m)に到達するも、これ以上先に進むことは危険と判断し全員撤退。オーレン小屋のテント場に午前11時過ぎに帰着。11:30頃から20時過ぎまで延々とテン場で宴会となった。

 最終日も前日同様の天候。予定では、箕冠山⇒根石岳⇒天狗岳であったが、7名が最初からアタックをあきらめ、私を含める10名で出発。箕冠山を過ぎ稜線に出ると前日以上の強風が吹き荒れている。根石岳(標高2,603m)まではなだらかな稜線だが、その先は切り立った岩場もあり危険度が増すので、この日も残念ながら根石岳で撤退となった。残念な天候ではあったが根石岳までの稜線状でコマクサの群生に出会うことができたのが、せめてもの救いであった。

 テン場に戻ると、早々にテントを撤収し下山に掛かる。桜平近くの「縄文の湯」で汗を流し、ここで解散。それぞれの車で帰阪。夕方5時過ぎには自宅に帰りついた。生憎の天候であったが、とりあえずピークを二つ踏むこともでき、楽しく無節操できたのでよかったとしよう。

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