【バイクで巡る歴史と花の旅】続日本100名城・福知山城と紫陽花の観音寺へ
- 2025.06.21
- 寺社参拝 城跡巡り
- 福知山城, 丹州観音寺, 豊臣兄弟, 続日本100名城, 御城印帳, 歴史旅, 観音寺, バイク旅, 大河ドラマ2026, 城巡り, 羽柴秀長, 日本の名城, 竜王戦, 転用石, 明智光秀, 紫陽花
バイクで福知山方面へ小さな歴史旅に出かけてきました。
目的地は、戦国武将・明智光秀が築いた福知山城。そして帰りには、ちょうど見頃を迎えていた紫陽花の名所「観音寺」にも立ち寄ることができました。
バイク旅ならではの気軽さと、歴史と自然を感じるルート。そんな1日をご紹介します。


◆ 石垣に刻まれた戦国の記憶──明智光秀が築いた「続日本100名城」福知山城
福知山城は、天正7年(1579年)、織田信長の命を受けて丹波を平定した明智光秀が築いた城です。丹波の交通の要衝に位置し、光秀はここを拠点に治水や城下町の整備も進めました。
その価値は今も高く評価されており、2017年には「続日本100名城(No.159)」に選定。城ファンにも人気のスポットとなっています。


🔶 戦国のリアルが刻まれた「転用石」
福知山城最大の見どころが、石垣に使用された「転用石」。
五輪塔・宝篋印塔・石仏・石臼など、本来は仏具や墓石だった石が、石垣の一部として再利用されています。
よく見ると、石に刻まれた文字や仏様の顔がはっきりと残っており、築城当時の緊迫感が伝わってきます。
「石のひとつひとつが語る歴史」とでも言えるような、静かな迫力を感じました。


🔶 城内から眺める福知山の町と、竜王戦の舞台
現在の天守は昭和61年(1986年)に再建されたもので、内部は郷土資料館として整備されています。
光秀や丹波攻略の歴史が展示されており、甲冑や古文書もじっくり見ることができます。
そして実はこの天守閣、2020年に第33期竜王戦第2局の対局会場としても使用されました。歴史ある空間の中で繰り広げられた現代の知の戦い。福知山城は、過去と現在の“戦”が交差する場所としても話題になりました。


天守最上階からの眺めは見事で、福知山の町並みと由良川が一望できます。
光秀がこの景色をどう見つめていたのか――そんな想像がふくらむ時間でした。




🔶 大河ドラマ関連!羽柴秀長の御城印帳も入手
そして、今回の旅のもうひとつの目的がこちら。
2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』に関連して、羽柴秀長の名が入った特別仕様の御城印帳が福知山観光案内所で販売中!光秀ゆかりの城で秀長の御城印帳?と思われるかもしれませんが、福知山も大河登場が予想される注目スポット。戦国ファン・御城印ファンならゲットしておきたい一冊です📘✨


🔶 バイクでのアクセスも快適!
今回はバイクでの訪問でしたが、福知山城公園の観光駐車場に無料でバイクをとめることができ、とても便利でした。
京都縦貫道や舞鶴若狭道からのアクセスも良く、ツーリングにぴったりのロケーションです。
◆ 紫陽花に包まれる癒やしの空間──観音寺へ立ち寄り
福知山城を後にして、帰り道にふらっと立ち寄ったのが、紫陽花の寺「観音寺」。
地元では「丹州観音寺」とも呼ばれ、毎年6月中旬〜7月上旬にかけて紫陽花が見頃を迎えます。
境内には約1万株以上の紫陽花が咲き誇り、参道から本堂、池のほとりまで、まるで色とりどりの花のトンネルのよう。静かな山寺の雰囲気に、紫陽花のやさしい色合いがとけ込んで、とても癒やされる空間でした。
カメラ片手に歩く人や、ご年配のご夫婦、同じくバイクで立ち寄った方ともすれ違い、穏やかなひとときが流れていました。




◆ おわりに|歴史と自然をめぐる満足の1日旅
明智光秀が築いた城を歩き、羽柴秀長の御城印帳を手に入れ、そして紫陽花に包まれる観音寺で心を落ち着ける。
バイクだからこそ、自由に、気ままに動ける旅が実現しました。
福知山エリアは、歴史好きにも、花好きにもおすすめの旅先です。
来年の大河ドラマを前に、福知山を訪ねてみてはいかがでしょうか?
きっと、戦国の記憶と初夏の風に出会えるはずです。
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