今年も梅雨の時期がやってきた。雨の多い梅雨は鬱陶しいものだが、雨の似合う花「紫陽花」の咲く季節でもある。我が家の庭のアジサイも見ごろだ。
アジサイにも色々種類があり、その中でも「幻のアジサイ」と呼ばれていた「七段花(シチダンカ)」の花を今年も見に行かなければと考えていた。
そんな時、ネットの山の会で六甲高山植物園に行くオフ会が6月26日(土)開催でアップされた。六甲高山植物園にもシチダンカは植えられている。これは是非とも参加しなければと思ったのだが自治会の関係で参加不可。残念である。
昨日のオフ会には参加できなかったので、今日一人で有馬温泉癒しの森に行って見て来た。有馬温泉癒しの森は、平成18年初夏、散策や自然観察を楽しみ、心を癒す場として新たに整備された、まだ新しい遊歩道(炭屋道・筆屋道)である。
神戸電鉄有馬温泉駅から鼓ヶ滝公園を通ってロープウェー有馬温泉駅へ、今日の鼓ヶ滝は昨日からの大雨の影響ですさまじい勢いで水が流れ落ちていた。
ロープウェー有馬温泉駅から紅葉谷へ向け林道を登る。紅葉谷出合い手前左手にある東屋が炭屋道への入口となる。林道から離れ、左に道を取ると炭屋道だ。この炭屋道にシチダンカの群生地がある。今年も沢山の幻のアジサイシチダンカの花が咲いていた。薄紫の小さな花はいつ見ても可憐である。
シチダンカが幻のアジサイと呼ばれる所以は、江戸時代文政年間に来日したシーボルトが著書「フロラ・ヤポニカ」で紹介したものの、その後発見されず幻の花・幻のアジサイと言われてきたのである。しかし、昭和34年(1959年)に神戸市立六甲山小学校の職員により六甲山中にて再び発見されたそうだ。
炭屋道から魚屋道に出合い、魚屋道を5分ほど最高峰方向に登ったところにある峠の茶屋跡休憩所で一服しながら、これからどうしようか考える。このまま魚屋道を最高峰まで登って、どこかに下山しようかとも考えたが、雨も降ってるので、レインウェアを着て歩くのも暑いので、軟弱精神を勃発させ、魚屋道を有馬温泉まで下って帰ることにした。
魚屋道は何度も歩いている道だが、下山して有馬温泉街に入ると、いつも有馬稲荷神社から炭酸泉源公園をい経て太閤通へ戻るのだが、まえから気になっていた愛宕山公園を抜け温泉神社への道を通って太閤通りへと戻った。愛宕山公園自体は、別に特筆すべきことがあるようなところではなかった。山頂に屋根のある休憩所があるが、有馬温泉の湯治や観光客であればまだしも、我々ハイカーがこの場所であえて休憩する必要は無いだろう。
今年もシチダンカの花に逢えることができた。また来年逢おう!
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