鬱陶しい梅雨の季節がやってきた。この時期は、梅雨のない北海道に行くのが一番だ・・・とは言ってみたものの、金も暇もないので行けないのである。
そんな梅雨の時期であるが、この時期に見ごろを迎える花もある。皆さんも御存知の紫陽花である。雨が似合う花である。その紫陽花の中でも、幻の紫陽花・幻の花と呼ばれたシチダンカは、何とも綺麗な花なのだ。
シチダンカは山アジサイの一種で、幕末に日本を訪れたドイツ人医師シーボルトが「フローラ・ヤポニカ(日本植物誌)」でスケッチとして紹介した花。しかし国内では、その実物を見た者がなく「幻の花」とされていた。昭和34年六甲山小学校の職員により約130年ぶりに六甲山で発見された。その後は株数を増やし、今では日本各地で見ることができるようになったのである。
そのシチダンカを求めて有馬温泉から炭屋道へ。昨年は見に行くことができなかったので、二年ぶりである。再会を十分に楽しんでから炭屋道を登りきり魚屋道から六甲最高峰へ。
六甲最高峰に来たのは久しぶりだ。直下の一軒茶屋までは、度々やってくるが、最高峰まで足を伸ばすことは、ごく稀である。
最高峰から一軒茶屋まで戻り休憩してると一軒茶屋内に山仲間のMさんがいるではないか。そのごSさんも登ってこられ、しばらく茶屋内でビールを飲みながら歓談後、お二人と別れ、魚屋道から有馬温泉へと下山した。 |