今年もサギ草の咲く季節がやってきた。今年も見に行かなければと思い立つ。いつも見に行くのは篠山市今田町本荘地区の西光寺山の麓の自生地である。サギ草を見てから標高713mの西光寺山に登るのが常であるが、この季節の低山は暑くてたまらない。山頂まで登り一辺倒の山なので特に辛い。
ということで、今年は現地まで自転車を走らせることにして、西光寺山をパスすることにした。とはいうものの、自宅から現地まで片道20km以上ある。まして山間部の走行となるので、まだ涼しい早朝に出発する予定であったが、愛犬の散歩に行ったりなどで思ってた時間よりも遅い6時30分の出発となった。
1時間半程かけて現地に到着。まずは林道脇のサギ草自生地に入る。サギ草の名にふさわしい鷺が羽ばたいて飛んでいる姿を思わせる白く愛らしい花がチャリンコ走行で疲れた身体を癒してくれる。しかし年々サギ草の数が減ってきているようだ。数年前まで、この自生地は大きな看板まで出して解放されていたのだが、その看板も取り払われ、今は場所を知らなければ気が付かずに通り過ぎてしまうだろう。
林道脇の自生地を後にし、そこから少し戻った池畔に移動。こちらは林道脇の自生地に比べ数も多く、複数の花が寄り添うように咲いているので、写真を撮っても一枚の写真に複数の花を収めることができる。思う存分写真を撮り、サギ草に別れを告げ帰路につく。
自宅周辺まで戻り、GPSを確認すると走行距離が45km程。せっかくなので、武庫川沿いのサイクルロードを走り50kmに距離を伸ばす。これが初の50kmライドとなった。