大阪街中ポタリングに行ってきた。三田から大阪まで自走する元気はないので大阪駅までは輪行である。大阪駅から四つ橋筋、肥後橋から土佐堀通、みなと通りを経て、最初の目的地である天保山に向かう。
大阪駅から天保山までは10km足らずの道のりだ。にもかかわらず、なかなか進まない。その理由は単純明快、走っている場所が大阪市内の市街地だからだ。とにかく信号が多い。自転車で走っているのと信号待ちで止まっているのとどっちが長いのかっていう感じだ。
1時間近くかかって、やっと天保山に到着。天保山は今年の4月までは、国土地理院発行の地形図に掲載されている中で最も低い山、すなわち日本一低い山であったが、関東大震災の津波により削られた宮城県仙台市の日和山が地形図に掲載されたため日本一低い山の座からは陥落してしまった。しかし二等三角点の山としては日本一低い山である。
天保山を後にして堺市の大浜公園内にある日本一低い一等三角点の山である蘇鉄山に向かう。蘇鉄山は幕末の黒船来航に備えて築かれたお台場を明治12年大浜公園として開放した際に築山として整備された山。昭和14年東南約300mの位置にあった御蔭山から一等三角点が移され設置されている山。標高に関しては、6.84m・6.96mなどネットでみると様々。6年ほど前の初登頂時に無料(現在は有料)でもらった
登山認定書には6.85mとなっている。国土地理院の電子国土WEBでは7.0mと記載されている。
蘇鉄山からは東に約5kmのとこにある仁徳天皇陵に立ち寄る。仁徳天皇陵は、皆さんもご存知の通り世界最大の墳墓として有名。とは言うものの上空から見れば素晴らしい前方後円墳ということがわかるが、地上から見れば、単なる小高い丘陵でしかない。正面の拝所で写真を撮ってから大阪市内へと戻る。
大阪駅まで戻る予定であったが、信号待ち等で思っていたより時間を要してしまったので、JR天王寺駅まで戻り輪行で三田へと戻った。大阪街中での走行距離が50km強、自宅から最寄り駅(行きは新三田駅、帰りは三田駅)を合わせると60km強のポタリングであった。軟弱チャリダーのおいらにとっては、ちょうど良い距離である。