関西の温泉の中で古くから良く知られている有馬温泉。 その有馬の湯へ江戸時代から、深江浜で取れた魚介類を六甲山を越えて運んだルートが『魚屋道(ととやみち)』です。阪神深江駅を出てすぐ東南にある、
大日霊女神社(おおひるめじんじゃ)の脇に、
魚屋道の碑と魚屋道のいわれが記されています。今回はこの魚屋道の碑からスタート。
魚屋道の碑から六甲山に向け北上すると国道2号線を越えてすぐのところに
森稲荷神社の朱鳥居があります。朱鳥居をくぐってさら北上し
森稲荷神社の境内を抜け住宅街の道路を登ります。甲南女子大学を通りすぎ、道路が右へ曲がって橋がかかっているところの橋の手前左手に森山之神社という小さなほこらがあります。そこから橋を渡らずに川沿いに入っていく小道が
魚屋道の登山口です。登山道に入りしばらく登ると、
土石流検知用のワイヤーや
土石流防止の為の植林地があります。さらに登り
蛙岩を経て、ロックガーデン方面からの登山道と出会う場所が
風吹岩です。風吹岩からさらに北上し
芦屋カントリークラブの敷地内を通り抜け
雨ヶ峠にたどり着きます。このあたりには雪がかなり残っていましたが、そのまま本庄橋跡方面へ向かいます。雨ヶ峠から下りがしばらく続くのですが、雪がかなり残っており、滑って危険なため軽アイゼンを装着。その後、
本庄橋跡を経て
七曲の急坂を登り
一軒茶屋から
最高峰に立ちました。
三角点標柱が見えるように雪が掘られており、深さから積雪は30cm近くのようでした。
最高峰から
一軒茶屋に戻り、カレーライスと缶ビールで昼食をとり、六甲山の
山バッチがあったので記念に購入しました。
昼食後、有馬へ向け
魚屋道を下ります。下りは有馬温泉間近まで雪がありました。約1時間で
有馬温泉に下り、
金の湯で疲れを癒した後、
神戸電鉄で三田へ戻りました。