県道141号(三田黒石線)を北上。三本峠を過ぎ県道292号に入り、立杭焼きで有名な今田町立杭に入る。右手に虚空蔵山を見ながらさらに進む。R372号を過ぎ、さらに北上し四斗谷集落に入る。四斗谷公民館の手前を西に入ると薬師堂前にたどり着く。ここが本日の登山口となる。
薬師堂右手の鳥居をくぐり登っていく。昔は中腹にある妙見堂への参堂として使われていた道ということで、道幅も広く歩きやすい道である。右手に三つの石碑を見ながら登っていくと15分ほどで石積みの妙見宮跡だ。石段を登ると中央に『妙見宮跡』の石碑が立てられている。跡地には左手に朽ちかけた祠が二つあるだけで、当時の妙見堂に使われていた瓦が散乱している。
妙見堂跡からの登りはやや急となる。踏み後はしっかりとついており道を誤ることはない。テレビの共同アンテナのあるピークを通り過ぎ進んでいくと足元に雪が残っっている。山頂に近づくにつれ雪の量は増えてくる。山頂直下の急登を登りきると小さな祠があるとんがり山の頂だ。
空は青く晴れ渡り、澄んだ空気が山頂からの眺めをより鮮明にしてくれている。真っ青な空と広がる丹波の山並み、雪の純白とのコントラストが目を楽しませてくれる。しばらく眺望を楽しむ。このあと西寺山を経て下山予定であったが、雪があることを想定しておらず、あまり防水性のない靴を履いていたので、西寺山は次回のお楽しみに置いておく事にしてピストンで下山した。