2009年2回目の私が参加する囲炉裏村オフ会。今回のオフ会主催者は私なのである。1年程前テレビで見て岡山県日生(ひなせ)のカキオコ(牡蠣のお好み焼き)を知って以来、食べたくて食べたくて仕方がなかったのだ。家族に食べに行こうと行っても、お好み焼きを食べるのに交通費払って岡山までは行きたくないと相手にしてもらえず。友人と車で行くとなるとビールが飲めない。であれば、囲炉裏村のオフ会だってことで、青春18きっぷが使えるこの時期に兵庫県赤穂市の兵庫県一低い山と組み合わせて企画、公開オフとして参加者を募ったところ、岡山在住村民のくろげんさん&うねさんご夫妻から岡山県備前市の天狗山を案内してくれるとの申し出があり、お言葉に甘えることにした。
題して『【青春18オフ】兵庫最低峰唐船山と天狗山&日生のカキオコ』である。大阪から播州赤穂まで新快速で約1時間40分。大阪までの移動時間を考えればそんなに参加希望者はいないだろう。まして、この日はhidetyan主催の『低山オフ 新春ほろ酔いハイク天王山』も開催される。と思っていたら、なんとなんと総勢18名の大所帯になってしまった。
大阪駅集合組は中央コンコースに集合である。全員揃い改札に向かおうとしたところ、なんと新春ほろ酔いオフのhidetyanが大阪駅に見送りに来てくれたのである。囲炉裏村の人はほんとにいい人ばかりだ。
午前8:00発の新快速播州赤穂行きに乗車。同じ列車に、大阪乗換え組みと神戸・姫路方面からの途中乗車組みが乗り込んでくる。全員無事に播州赤穂駅で顔を揃え、バスにて赤穂海浜公園前へ移動。バスに乗らなくても歩ける距離ではあるが、時間の関係上片道のみバスを利用。何と言っても、播州赤穂から天狗山最寄駅方面への列車が1時間1本というのがネックである。
赤穂海浜公園でトイレ休憩&自己紹介を行い、唐船山へ向かう。海浜公園内を通り公園東側の風の門から園外に出て南下すると唐船山である。昔、日本が唐の国と往来をしてた頃、赤穂の沖で、唐船が嵐にあい沈没した上に千種川の土砂が堆積して島となり、「唐船島」となり、その後も千種川の土砂が堆積して陸続きとなったことから「唐船山」となったそうだ。
唐船山頂上への険しく長い登山道(笑)を登りきると瀬戸内海を一望できる素晴らしい眺めが待っている。参加者も思っていた以上の眺望に満足げである。みんな山頂から思い思いに眺望をカメラに収めている。一息ついたところでバンダナショットを撮影。下りはピストンではなく縦走路(?)を通り海岸へと下った。
唐船山下山後は、播州赤穂駅まで歩いて戻る。千種川沿いで強風と雪になり、この後どうなるかと心配したが、赤穂城跡付近まで戻った頃には天気も回復、晴れ間が戻ってきた。せっかくなので赤穂城跡内を通り本丸、大石神社、大石内蔵助邸跡の前を素通りし(時間が無いので見学できませーんっ!)大手門を通り抜け、息継ぎ井戸を横目に見ながら播州赤穂駅へと辿り着いた。
播州赤穂駅から岡山方面への列車に乗り3つ目の寒河(そうご)で下車。乗車10分程だが降り立った地は岡山県備前市である。ここで、岡山在住のくろげんさん、うねさんと合流、お二方に標高392.3mの天狗山を案内していただくことになっている。数分遅れで岡山方面からお二人を乗せた列車が到着。改めて自己紹介を行い出発である。そうそう書き忘れたが、ゲキさんが残念ながら家庭の事情で天狗山には同行せず帰阪するとのこと。帰阪前に日生でカキオコを食べて帰るとのことだったので、ウェブからダウンロードした「カキオコマップ」を渡し列車内で別れる。
寒河駅からすぐの寒河八幡宮境内で昼食を取る。この神社の狛犬は石ではなく陶器製である。くろげんさんにお聞きしたところ、地元の備前焼の狛犬とのことである。陶器製の狛犬は初めて見た。また、神社とどの様な関係があるのかわからないが「南極の石」がご立派な台座の上に鎮座している。横にある解説によると、南極観測支援の砕氷艦しらせの通信士森本何某氏が昭和基地の近辺から持って帰り、寒河八幡宮に奉納したそうだ。
昼食後、天狗山へと尾根道を登って行く、所々で後ろを振り返ると、瀬戸内海に浮かぶ島々が目に飛び込んでくる。高度を増すに従い眺めは良くなってくる。同じ瀬戸内海沿いでも六甲山とは違った景色の素晴らしさ。コースも全体的に歩きやすく、バラエティにとんだ楽しいコースである。登山開始後ゆっくりしたペースで歩き、1時間20分で四等三角点を持つ天狗山山頂に到着。ここからは、瀬戸内側だけではなく360度の大パノラマが広がっている。山頂で恒例のバンダナショットである。
山頂からはピストンで下山するグループと三ツ池方面に回り下山するグループに分かれて行動。他のグループを待たず、下山した人から順次お好み焼きやに直行することにする。私は三ツ池経由で下山のルートを選択。下りのコースもすべり台や水の綺麗な三ツ池、谷沿いの岩盤など変化にとんだ楽しいコースであった。下りきった後は民家の立ち並ぶ道を今オフのメインイベント(?)であるカキオコを求め、タマちゃんへと急ぐ。寒河八幡宮からの合流点でピストン下山組みとタイミングよく合流。全員揃ってタマちゃんへと向かう。
さすがに人気のカキオコである。店内外に待っている人が大勢いる。受付を済ませ、寒さの中待つこと1時間弱。やっと念願のカキオコにお目にかかることができた。今回注文したのはカキオコの丞 1,300円(日生にきたらチョット贅沢にカキを増量し極厚の鉄板で焼くとバッチリ満足:タマちゃんのメニューより引用)である。要するに上と丞を掛けてるわけね。焼きあがったカキオコは半分はソース、半分は岩塩がかけてある。ぷりっぷりっの大粒牡蠣がたっぷりのったカキオコ、ソースも岩塩も無茶苦茶美味しかった。みんなもカキオコには満足してくれたようでホッとした。これで今回のオフ会も無事終了。大阪・姫路・神戸方面組はJR寒河駅でお世話にたったくろげんさん・うねさんと別れ、播州赤穂で新快速に乗り継ぎ、山とカキオコの余韻を楽しみながら帰路に付いたのである。
※タマちゃんのカキシーズンメニュー (2008?2009年度)
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◆参加メンバー:順不同◆
よしみさん、Leoさん、すみこさん、法香さん、永井潤一郎さんと奥様、空っ風さん、りっこさん、ようこちゃん、たかちゃん、ラスカルさん、寅さん、pikkuさん、SAMさん、大将
唐船山のみ参加:ゲキさん
寒河にて合流:くろげんさん、うねさん |
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