【南海すきっぷの旅】歴史ロマンを感じる和歌山城と徳島城めぐり!
◆ お得な「南海すきっぷ」でスタート!
今回は、南海電鉄が発売している「南海すきっぷ」を利用しました。この切符、大阪難波〜和歌山港までの南海線に乗れて、さらに和歌山港〜徳島港の南海フェリーがセットになって2,500円という超お得なチケットなんです!和歌山港〜徳島港の南海フェリーの旅客運賃が2,500円なので、電車代がまるまるお得ということになります。
朝、新今宮から和歌山市駅へ。電車の中から見える海岸線の風景に、すでに旅気分が高まります♪
◆ 和歌山城で歴史散策!
和歌山市駅から徒歩10分ほどで、まずは和歌山城へ。石垣や堀が立派で、天守閣は小ぶりながらも風格があります。中に入ると、紀州徳川家ゆかりの展示があって見ごたえ抜群!天守から見渡す和歌山市内と紀ノ川の風景がとても美しくて、しばしぼーっとしてしまいました(笑)




◆ 和歌山城とは?
和歌山城は、和歌山県和歌山市の中心部に位置する名城で、江戸時代には紀州徳川家の居城として知られていました。1585年、豊臣秀吉の弟・秀長の命により、藤堂高虎が築城したのが始まりとされています。
その後、徳川家康の十男・頼宣が初代藩主として入り、紀州徳川家が治めることに。紀州藩は「御三家」のひとつとして重要な役割を担い、後には、TV時代劇「暴れん将軍」で知られる徳川吉宗(八代将軍)もこの地から誕生しました。



◆ 和歌山城の見どころ
- 天守閣
現在の天守は1958年に再建されたもので、内部は歴史資料館として公開されています。天守からは和歌山市街や紀ノ川、遠くには海まで見渡せる絶景が広がります。 - 石垣と堀
見事な高石垣や、今も残る内堀・外堀の跡が、戦国時代の築城技術の高さを物語っています。特に「扇の勾配」と呼ばれる美しい石垣は必見です。 - 紅葉渓庭園(こうようけいていえん)
城の西の丸にある日本庭園で、四季折々の自然が楽しめる癒しの空間。紅葉の時期は特に美しく、多くの観光客が訪れます。 - 動物園も併設
城内には、全国的にも珍しい「お城の中の動物園」があります。家族連れにもおすすめです。


◆ フェリーでのんびり徳島へ!
和歌山港へ移動し、いよいよ南海フェリーで徳島港へ向かいます。フェリーは2時間ほどの船旅。今回は500円を払ってグリーン席を利用しました。甲板に出て海風を感じたりしながら、のんびりとした時間を満喫。運が良ければ、イルカが見られることもあるそうですよ!


◆ 徳島上陸、徳島城へ!
徳島港からバスで市街地へ移動し、徳島中央公園内にある徳島城跡を目指します。石垣や庭園が残っていて、徳島藩・蜂須賀家の歴史を感じる場所です。


◆ 徳島城とは?
徳島城(とくしまじょう)は、徳島県徳島市の中心部、吉野川の河口近くに位置する城跡で、かつては阿波国を治めた蜂須賀(はちすか)家の居城として栄えました。1586年、豊臣秀吉の家臣・蜂須賀家政によって築かれた平山城で、当時は吉野川の水運を活かした交通と防衛の要所として、四国屈指の城下町が形成されました。
江戸時代には蜂須賀家が代々藩主を務め、明治維新まで続いた長命な藩政を誇ります。


◆ 徳島城の見どころ
- 城山と石垣
現在は天守こそ現存していませんが、城山(表御殿跡)には往時の立派な石垣が多く残されています。特に「阿波の青石(緑泥片岩)」を使った独特な色合いの石垣は、徳島城ならではの特徴です。 - 徳島中央公園
城跡一帯は現在、「徳島中央公園」として整備され、緑豊かな散策路が広がっています。春には桜の名所としても知られ、地元の人々の憩いの場にもなっています。 - 徳島城博物館
表御殿跡にある徳島城博物館では、蜂須賀家の歴史や阿波藩の文化に関する展示を見ることができます。甲冑や古文書、生活道具などが豊富に展示されており、歴史ファンにはたまらないスポットです。 - 表御殿庭園(旧徳島城庭園)
江戸初期に造られた池泉回遊式庭園で、国の名勝にも指定されています。美しく整備された庭園は、当時の大名文化の香りを今に伝えています。


◆ 旅の締めくくり
帰路は徳島駅前から大阪まで高速バスを利用。今回の旅は、電車・船・徒歩・高速バスを組み合わせて、まるで江戸時代の参勤交代をなぞるような感覚でした(笑)。「南海すきっぷ」は、移動そのものが旅の楽しみになる切符だと思います。歴史が好きな方や、ちょっと変わった旅をしてみたい方に、心からおすすめです!
和歌山城と徳島城の動画をYoutubeにアップしております。ぜひご視聴ください。
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