【新車慣らし運転ツーリング】明石城へ!春風に誘われて小さな城旅
今日は待ちに待ったバイク新車の初ツーリング!
慣らし運転をかねて、ほどよい距離感&景色が楽しめる目的地として選んだのは、明石城。三田からのルートはちょうどいいワインディングと市街地走行がミックスされていて、まさに慣らし運転にぴったりのコースでした。
◆ 三田を出発!慣らし運転はペース重視で
まだエンジン回転数を上げすぎないように気をつけながら、出発はゆっくりめの朝。気温もちょうどよく、春風が心地よい。
地元三田市から明石方面へ。交通量もそれほど多くなく、エンジンのフィーリングを確かめながら自然なペースで流せるルートでした。バイクとの対話を楽しみつつ、やっぱり新車は気持ちがいい!


◆ 明石城に到着!駅チカなのに自然たっぷり
目的地の明石城公園に到着。バイクは公園の駐車場に停めて、ちょっとした散策へ。明石駅のすぐ裏にあるのに、緑が豊かでゆったりとした雰囲気。
現存の天守はないけれど、巽櫓・坤櫓の2つの櫓が国指定重要文化財として残っていて、見応えあり。櫓越しに見る青空と芝生の広がりが絵になります。天守がなくても「城跡感」はしっかりあって、散策にはちょうどいいサイズ感でした。


◆ 明石城 ― 東西に海と山を望む、徳川政権の戦略城
兵庫県明石市にある明石城は、江戸時代初期の1619年(元和5年)に、譜代大名・小笠原忠政によって築かれた平山城です。築城の命を下したのは、徳川2代将軍・秀忠。徳川政権が**西国大名ににらみを利かせるための「抑えの城」**として、西国街道沿いの要所に明石藩を設置したことがきっかけでした。
立地は非常に戦略的で、南には瀬戸内海(明石海峡)、北には六甲山系を望み、姫路城や大坂城への中継地点としても重要な位置にあります。城のある丘陵地は「船上城(ふなげじょう)」の跡地で、周辺はすでに古くから交通・軍事の要衝とされてきました。


◆ 天守は築かれず、2基の櫓が城の象徴に
明石城は、天守台こそ築かれたものの、実際に天守は建てられませんでした。代わりに四隅に櫓(やぐら)を配し、防御・象徴の役割を果たしていました。そのうち、現在も現存しているのが巽櫓(たつみやぐら)と坤櫓(ひつじさるやぐら)の2つで、いずれも国の重要文化財に指定されています。
特に巽櫓は、江戸時代の城郭建築の様式を色濃く残しており、白壁と黒瓦のコントラストが美しく、明石城のシンボルともいえる存在です。これらの櫓は、かつて姫路城の資材を移築して建てられたとも伝わっており、当時の幕府がいかに急いで築城を進めたかがうかがえます。


◆ 城跡は市民憩いの場「明石公園」に
明治時代の廃城令により、明石城も例にもれず多くの建物が取り壊されましたが、城跡はその後「明石公園」として整備され、現在では兵庫県立図書館や球場、文化施設、自然豊かな池や桜並木などが整備された、広大な都市公園となっています。
JR明石駅のすぐ北側というアクセスの良さも魅力で、ふらりと立ち寄れる身近な歴史スポットでありながら、日本100名城にも選ばれているほどの歴史的価値を持つ城跡でもあります。櫓と芝生、青空を一枚に収められる撮影スポットとしても人気があり、春には桜、秋には紅葉が美しいことで知られています。
◆ 帰路もゆったり、安全第一で
帰りも無理せずゆっくりと。下道中心に景色を楽しみながら、約2時間ほどで三田に帰着。全行程で往復約100〜120km前後。ちょうどいい距離と時間で、新車との初めての長めの付き合いを深められました。
◆ 明石城は慣らし運転にもおすすめの目的地
市街地にもアクセスしやすく、無料駐輪場があり、明石城は慣らし運転ツーリングの目的地としてかなりおすすめです。信号のタイミング、交通量、道のバリエーションもちょうど良く、途中で寄り道スポットも多そうなので、また次の機会にもルートを広げてみたくなりました。
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