“古代の巨大要塞”大野城へ! 九州歴史スポット旅 1日目
- 2025.06.07
- 日本100名城 山登り 城跡巡り
- 大野城, 岩屋城跡, 続日本100名城, 梅ヶ枝餅, 高橋紹運, 旅行記, 福岡旅行, 登山と歴史, 博多観光, 日本100名城, 太宰府天満宮, 山城, 太宰府観光, 山城めぐり, 歴史旅, WESTER特典きっぷ, 九州旅
歴史ロマンを感じながら、賢く旅したい――そんな願いを叶えてくれるのが「WESTER超特典きっぷ」。通常運賃の約75%オフという破格のポイント交換レートで、新幹線に乗れるこのきっぷを活用し、九州歴史スポット2日間の旅に出発。初日は、古代山城「大野城」と高橋紹運公ゆかりの「岩屋城」を歩きます。


新幹線で博多に到着後、バスターミナルから太宰府行のバスに乗車し、「太宰府政庁前」で下車。まずは大宰府展示館に立ち寄ります。ここでは古代日本における九州防衛の要、「大宰府」と「大野城」の関係性を丁寧に学ぶことができます。展示を見ながら歩くルートを予習し、続日本100名城スタンプも忘れずゲット。


本格的な山城巡りに入る前に、まず訪れたのが高橋紹運公の墓。戦国末期、島津軍に包囲された岩屋城で壮絶な籠城戦を指揮し、命を賭して防衛線を支えた高橋紹運。静かに佇む墓碑の前に立つと、城跡を巡る意味が一段と深まります。


続いて岩屋城跡へ。木々に囲まれた静寂の中、700の兵で1万以上の敵軍を迎え撃った歴史がこの地に刻まれています。今は自然に還りつつある城跡ですが、当時の戦慄と武士たちの覚悟が肌に迫ります。


そこから山道を登りながら、大宰府口城門、増長天礎石群、大石垣といった大野城の防衛遺構を巡ります。
- 大宰府口城門は、大宰府側からの敵を防ぐ要所に設けられた門の跡。地形を利用した巧みな構造が今も残ります。
- 増長天礎石群は、寺院跡とされる建物の礎石が整然と並ぶ場所。信仰と軍事が隣接していたことを物語ります。
- 大石垣は、その名の通り巨石を用いた防御壁で、古代技術の粋を集めた構造。歩きながら「守る」という意志を感じる遺構です。


自然と歴史の両方を楽しみながら進み、途中の県民の森センターで小休止。さらに山中の百間石垣、主城原礎石群なども巡ります。山全体が要塞だった大野城のスケール感と、防衛の知恵が随所に感じられ、単なる登山では味わえない満足感があります。


- 百間石垣は、その名の通り全長180メートルを超える直線状の石垣で、大野城最大級の構造物。古代の防衛線の規模感と技術力に圧倒されます。
- 主城原礎石群は、城の中心施設跡と考えられており、規模の大きな礎石群が整然と並び、かつての軍政拠点の存在感を伝えています。


山全体が要塞だった大野城のスケール感と、防衛の知恵が随所に感じられ、単なる登山では味わえない満足感があります。
下山後は、歴史旅の締めくくりにふさわしい太宰府天満宮へ。学問の神・菅原道真公に参拝し、知の旅路を感謝で結びます。境内の静けさと凛とした空気に心が整います。


参拝を終えたら、表参道で待っているのが名物梅ヶ枝餅!外はパリッと香ばしく、中のあんこは優しい甘さ。山道を歩き抜いた後に味わうこの一口が、まさに旅のご褒美。温かくてほっとする味に、歩いた疲れも自然と癒されていきます。
夜は福岡市内で宿泊し、博多グルメも堪能。一日で歴史、自然、文化、グルメをすべて満喫できる大満足の旅となりました。
大野城の旅は、知識だけでなく感情にも深く刺さる“体験”の旅。
高橋紹運公の墓に手を合わせ、城跡で風を感じ、太宰府天満宮で心を整え、梅ヶ枝餅で癒される。一つひとつが、現代人にも響く「日本の原風景」でした。
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