北陸お城めぐりの旅【福井編】|丸岡城・北ノ庄城・福井城— 現存天守と廃城の記憶を巡る旅
- 2025.07.26
- 日本100名城 城・城跡 城跡巡り
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この切符はJR西日本エリアの特急・新幹線自由席が乗り放題という優れもの。今回はこれを活用し、福井・石川・富山の城跡を一気に巡ります。まずは福井県から。


丸岡城 — 日本最古の天守
最初に向かったのは丸岡城。現存12天守のひとつであり、天正4年(1576年)、織田信長の重臣・柴田勝家の甥、柴田勝豊によって築かれました。
天守は望楼型二層三階建てで、屋根には石瓦が葺かれています。この石瓦は凍てつく越前の冬に耐えるための工夫で、日本でも珍しい仕様です。


天守内部は戦国時代そのままの木組みが残り、急勾配の階段は手足を使ってよじ登るほどの角度。防御性の高さを肌で感じます。最上階からは越前平野が一望でき、当時の城主も見たであろう雄大な景色に感動しました。


また、丸岡城には「お静の人柱伝説」が伝わります。大雨で石垣が崩れた際、城の安泰を願ってお静という女性が生き埋めになったという悲話です。こうした人々の想いや犠牲が、この城の歴史を支えてきたのだと感じます。


北ノ庄城 — 戦国の終焉を告げた巨城
続いて訪れたのは、戦国末期の名将・柴田勝家が本拠とした北ノ庄城。かつては九重の天守を持ち、日本最大級の規模を誇ったと伝えられます。
しかし1583年、賤ヶ岳の戦いで羽柴(豊臣)秀吉に敗れた勝家は、この城で妻・お市の方と共に自害。その後、城は炎に包まれ、歴史の表舞台から姿を消しました。


現在は「柴田神社」として整備され、勝家とお市の方の像や、当時の石垣の一部を見ることができます。境内の資料館では、発掘された瓦や城の想像図も展示され、かつての壮大な姿を思い描くことができます。歴史好きにとっては、戦国の光と影を強く感じられる場所です。



福井城 — 徳川家ゆかりの大城郭
最後に訪れたのは福井城跡。築城主は徳川家康の次男・結城秀康。関ヶ原の戦い直後の慶長5年(1600年)から工事が始まり、わずか数年で北陸最大級の平城が完成しました。
当時の福井城は四重の堀を持ち、天守は四重五階、藩主の権威を誇示する巨大な城でした。


現在、天守は火災で失われていますが、本丸の石垣や広大な内堀が当時の規模を物語っています。特に見どころは御廊下橋。江戸時代には藩主が登城するためだけに使われた特別な橋で、現在は木造で復元され、その優雅な姿を再び見ることができます。


石垣には刻印があり、石材を運んだ石工集団の印を確認できるのも歴史ファンには嬉しいポイントです。


まとめ
福井編は、戦国から江戸への大きな転換期をたどる旅となりました。
丸岡城では現存天守の重厚さと戦国の息吹を、北ノ庄城では武将たちの栄枯盛衰を、福井城では藩政の安定と格式を味わえます。
WESTERポイント全線乗り放題きっぷを使えば、これらの歴史スポットを効率よく巡ることができ、鉄道旅と城巡りの魅力を一度に堪能できます。

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