孫と尼崎城へ ― なりきり体験で大はしゃぎ!白亜の近世城郭が残した歴史を感じて ―
今日は孫と一緒に、再建された尼崎城へ行ってきました。
目的はもちろん、子どもたちに人気の「なりきり体験ゾーン」。


■ 尼崎城とはどんな城?
せっかくなので、お城について少し説明を。
尼崎城は江戸時代初期、**戸田氏鉄(うじかね)**が築いた城で、
武家屋敷・城下町・海に面した港まで一体化した、規模の大きい近世城郭でした。
- 五層の天守を備えた大城郭
- 総石垣造りで、水運と陸路を押さえる要衝
- 大坂に近く、江戸幕府にとっても重要な拠点
その後、青山氏・松平氏へと城主が移り、尼崎藩として明治まで続きました。
残念ながら天守は明治6年に解体されましたが、2019年に市民・企業の寄付によって外観復元され、現在の美しい白亜の姿がよみがえったのです。


城内では、往時の尼崎城下の模型、藩主の暮らし、城の構造などが分かりやすく展示され、
歴史好きとしてはつい足を止めてじっくり読み込んでしまいます。
■ 展望フロアから見える「海と城下町の名残」
最上階の展望フロアに上がると、眼下に尼崎のまち並みが広がります。
かつては海がもっと近く、城の南側は港とつながっていました。
今は埋め立てで陸地になっていますが、地図と照らし合わせると「ここが本丸で、向こうが城下町だったのか」と一目で理解できます。


■ “なりきり体験”で武将と忍者に変身!
3階の「なりきり体験ゾーン」に入ると、侍や忍者になりきれる衣装や小道具がずらり。
兜をかぶり、鏡の前でポーズを決めた瞬間、孫の顔がキリッと武将そのものに。
シャッターを切るたびに、本人はますます気分が乗ってテンションMAX。
忍者姿にも挑戦し、壁伝いのポーズや跳び箱のようなアクションも披露してくれました。
その姿を見ながら、「子どもの想像力って本当にすごいな」としみじみ感じます。


■ 2F「尼崎城ゾーン」へ ― 遊びながら“城のしくみ”を学ぶフロア


なりきり体験ゾーンで侍や忍者に変身して大はしゃぎしたあとは、2階の“尼崎城ゾーン”へ。
ここが思いのほか楽しく、孫はもちろん、私まで夢中になってしまいました。
2階のフロアは、ただ展示を見るだけではなく、昔の城下町の姿や城の仕組みが自然と分かるような工夫がたくさん。
孫はあちこち走り回り、展示を触ったり、画面を操作したり、模型を覗き込んだりと、とにかく楽しそう。
「これどうなってるん?」「昔はこんなやったん?」と質問も次々飛び出し、子どもらしい好奇心が全開でした。
私自身も、かつての尼崎城がどれだけ大きく、どんなふうに町とつながっていたのかがよく見えて、思わず見入ってしまう場面も。
気づけば、孫と一緒になって展示の前で盛り上がっていました。


遊びながら学べる空間というのは本当にありがたく、孫にとっても歴史に触れる良いきっかけになるなと感じます。
尼崎城は“大人のためのお城”というより、“家族みんなで楽しめる城”として作られていることを改めて実感しました。
■ 締めは「お城ポスト」で記念投函
最後は、1階の“お城ポスト”からポストカードを投函。
特別な風景印が押されるので、孫も「届いたら見せてな!」と楽しみにしています。


■ 尼崎城は「体験型の城」だから子連れに最高
歴史展示が分かりやすく、体験型の仕掛けが多いので、子どもでも飽きずに楽しめるのが尼崎城の魅力。城好きの大人も、軽いお出かけ目的の家族も、どちらも満足できるお城だと思います。
今回も孫とたっぷり遊べて、本当に良い一日でした。
また季節を変えて訪れたい、そんな素敵なスポットです。

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