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March 4, 2012アーカイブ

参拝日:2012年3月4日(日)





阪急烏丸⇒頂法寺(六角堂)⇒行願寺(革堂)⇒六波羅密寺⇒清水寺⇒JR京都

西国三十三霊場 御朱印・本尊御影・梵字本尊

 西国三十三所巡礼で、一日で比較的多くの寺院を巡れる京都へ行ってきた。今回は、第十六番 音羽山 清水寺・第十七番 補陀洛山 六波羅蜜寺・第十八番 紫雲山 頂法寺(六角堂)・第十九番 霊?山 行願寺(革堂)の四ヶ寺を巡ったあと、近江八幡まで移動し、山仲間のオフ会参加メンバーに合流して第三十一番 姨綺耶山 長命寺の予定である。

 阪急烏丸駅に降り立ち、烏丸通りを北上し第十八番頂法寺へ。頂法寺というより六角堂といった方が、一般の人には良くわかると思われる。頂法寺の南に面する東西の道「六角通」の名前の由来になっているのが六角堂であり、京の町の人々に「六角さん」として親しまれている寺院である。また、華道の池坊発祥の地としても有名。

 頂法寺に詣でた後、六角通りを寺町通まで東へ進み、寺町通を北上。御池通を通り越し、さらに北上すると右手に第十九番行願寺がある。こちらも行願寺より「革堂」の方が馴染み深い名称である。開山の行円上人はもと猟師。山中で射止めた雌鹿の腹から子鹿が生まれたのを見て、殺生を悔い仏門に入った行円上人は、その鹿の皮を常に身につけていたことから、町の人々から革聖(かわのひじり)・皮聖人などと呼ばれ、寺の名も革堂と呼ばれるようになったそうだ。

 行願寺の次は、第十七番札所の六波羅蜜寺。革堂まで来た道を六角通をも通り越しひたすら南下。一週間ほど前からが痛み出した奥歯が、前日の土曜日に歯医者に行ったにもかかわらず、ズキズキと痛み出した。歯医者でもらった頓服薬を持って来るのを忘れたきた。痛みが激しくなると困るので、寺町通のドラッグストアで鎮痛剤を購入しておくことにする。

木造空也上人立像 四条通を通り越し、松原通まで来たら左折。鴨川を渡りしばらく行った南側が六波羅蜜寺である。六波羅蜜寺は、空也上人の開基で、宝物館(有料)には、歴史の教科書でおなじみの、口から6体の阿弥陀仏が吐き出されている「木造空也上人立像」などがある。「四柱推命」をもとにした占いで、生年月日と性別とから一年の運勢をうかがい知ることが出来る「開運推命おみくじ」も有名。この「開運推命おみくじ」は、郵送での申し込みも出来るので興味がある方は、六波羅蜜寺公式ホームページから申し込んでみてはいかがだろうか。

 六波羅蜜寺に着いたころから、ポツポツと雨粒が落ちてきた。六波羅蜜寺から1kmほど東に行くと、第十六番札所の清水寺。途中から傘を出したが、参拝(観光)客で賑わう清水寺の参道に入ると、傘をさしているとなかなか進めない。傘をたたみ人ごみの中を抜けるように小走りで山門へ。清水寺は有名なので説明には及ばないだろう。他の参拝客の邪魔にならないように本堂の片隅で読経し、早々に納経所へ移動し御朱印をいただく。

 清水寺から東山五条まで下り、ここから京都市バスで京都駅まで戻る。駅構内のセルフうどんのお店で昼食。歯の痛みが激しくなっていたので、昼食後に鎮痛剤を服用。近江八幡まで移動し長命寺に行くかどうか迷ったのだが、歯痛の激しさと雨に心が折れ、長命寺は今回パスして大阪方面の新快速電車に乗って帰路に着いた。

 GPSのトラックログによると、阪急烏丸から四ヶ寺を巡って東山五条までの歩行距離は9kmほど。ちょっとした京都の街中ハイクって感じであった。そういえば一巡目では、宇治の三室戸寺から始まって、番外の元慶寺、上醍醐寺・六角堂・革堂・六波羅密寺・清水寺・観音寺と八ヶ寺巡ったことを思い出す。暑い時期で、最後の観音寺を詣でた後に飲んだビールはうまかった。今回は歯痛でお参り終了後のビールを欲しいとも感じなかったなー。これで二巡目八ヶ寺打ち終えた。番外合わせて三十六ヶ寺、まだまだ先は長い。


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