囲炉裏のオフ会で福寿草を求めポンポン山へ行ってきた。JR高槻駅に集合、高槻市バスで中畑回転場に向かう。高槻市バスは通常210円一律料金のようだが、一部、対距離料金を採用している。今回下車した「中畑回転場」は山間エリアの終点ということで、なんと610円。民間のローカル路線バスならまだしも、市営のバスで、この料金はいかがなものだろうか。
バス下車後、全員揃って恒例の自己紹介があるかと思えば、それもなく出発。車道を1時間近く歩いて大原野森林公園森の案内所に到着。ここで早くも薪ストーブで暖められた案内所内で昼食だ。色々と山に登ってきたが、山に登る前に昼食を食べたのははじめてである。
昼食後、いよいよ山道に入るが、急登箇所はなくゆったりと登っていく。1時間ほどで、福寿草が咲いている場所に到着。植生地の周りをネットで囲んであり、入口箇所にテントが設置されている。ここで受付をしてから柵内に入るようだ。今回は、今回のオフを立てたO氏が大原野森林公園森の案内所にて受付を済ませてくれていたのでそのまま柵内へ。柵内では、他の稀少植物自生地でよくあるような一方通行による観賞となる。福寿草は、キンポウゲ科の多年草で、初春に3-4cmの黄色い花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルである。
福寿草植生地から20分程でポンポン山。バンダナショットを撮影後下山。本山寺まで下山して後続待ちをするも、後続組がなかなか下りてこない。途中の分岐では、O氏が誘導で立っておられたので道を誤るはずもないし・・・。さすがに時間が掛かりすぎ、何かあったのではないかとRさんはじめ数名の方が様子を見に行く。携帯の電波が届きにくい山では、こうのような時に連絡が取れないのが難点だ。
しばらくすると、待機組の携帯に全員無事の連絡が入り一安心。山頂から下山をはじめて、すぐの分岐を別方向に下っていたそうだ。途中ですれ違ったハイカーに団体が通過したか聞いたところ、出会ってないということで、コースの誤りに気付き引き返してきたとのこと。先行者を見失い道を誤ったメンバーにも問題があるのはもちろんだが、グループをまとめて先導・誘導できるリーダーが不在だったのも一因であろう。自分自身がリーダーを務める時の教訓となる出来事であった。
本山寺から神峯山寺の横を通り原立石バス停へ。ここからバスで高槻駅へ戻り解散。15名は単独でポンポン山に登られていたSさんと合流、総勢16名で魚料理がメインの居酒屋へ。山盛りの天ぷらにはまいったが、美味しく楽しく飲んで疲れを吹き飛ばし帰路に着いた。