またまた長崎へ その壱 はじめての島原

長崎には何度も行っているので、あえてブログで取り上げることもしなくなっている。いつも訪れるのは、長崎市内(市街)だが、今回は、長崎市内を飛び出し島原へ。そして念願の長崎くんちを観てきた。動画も合わせ見ていただけるとありがたいな~。

ということで、いつものように神戸空港からSKYMARK便で長崎へ。この日はぶらぶらと長崎市街を散策。旧長崎駅前高架広場の解体がかなり進んでいる。私自身にとってもいろいろな思い出がある長崎高架広場。なくなってしまうのは悲しく寂しい。

翌日は朝から島原へ向かう。

長崎駅からJRで諫早へ、諫早で島原鉄道に乗り換え島原の地を初めて踏みしめる。島原駅までの途中にキリンレモンやマクドナルドのCMに使われた、「日本で一番海に近い駅 大三東駅(おおみさき)」をを通る。駅舎のすぐ真裏一面に有明海が広がる無人駅「島原鉄道 大三東駅」は、晴れた日には真っ青な有明海と空に、鮮やかな黄色いベンチと飾られたハンカチが映えるSNSでも話題の人気スポット。

屋根や柵すらない、その開放的なホームの風景を求めて国内のみならず、国外からもその景色を楽しみに多くの方が訪れます。

駅舎には、駅に飾れる「幸せの黄色いハンカチ」のガチャガチャも設置。旅の思い出に、願い事や大切な人へのメッセージなどを書いて黄色いハンカチに幸せ祈願するようです。

残念ながら曇天できれいな空と海と黄色いハンカチの鮮やかな景色は見れませんでした。

島原駅観光案内書で「しまばらめぐりんチケット」を購入。雲仙普賢岳や有明海を望む美しい景観、
島原城をはじめ歴史・文化が遺る城下町の街並み。名水百選にも選ばれる湧水群を楽しむべく、いざ観光へ!

最初に向かったのは、日本百名城のひとつである「島原城」。

島原城は元和4年(1618年)から”松倉豊後守重政”が7年の歳月を費やして築いたものです。
当時、森岳と呼ばれた高地を城のかたちに切りとって石垣を積み、堀を掘って造り上げました。

白亜五層天守閣を中核として、大小50の櫓(やぐら)を要所に配置し、これを囲む矢挟間塀の長さは総延長2,233mという規模の大きさで安土桃山時代の築城様式をとりいれた壮麗なものでした。

島原城の西に位置する武家屋敷跡。17世紀初頭に松倉重政が島原城を築城した時、外郭の西に接するこの一帯に下級武士の屋敷街が造られました。この時に飲料水などの生活用水として水路を引き、湧水を流し続けていました。以来400年近く武家屋敷と水路が当時の姿のまま残っています。

昼食は、島原の郷土料理「具雑煮」をいただく。島原の乱の時、天草四郎が籠城した際、農民たちに餅を兵糧として蓄えさせ、山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き、長期戦の栄養源になった料理とのこと。あっさりしたお出汁で煮られた具材とお餅がとっても美味しかったです。

デザートは、これまた島原といえばの「かんざらし」、鯉の泳ぐ街にある和風カフェ「Koiカフェゆうすい館」でいただきました。「しまばらめぐりんチケット」を見せると白玉が1.5倍になります。

商店街から一歩入ったところにある江東寺。昭和32年島原城を築いた松倉重政、島原の乱の際、原城総攻撃で戦死した幕府軍の総帥である板倉重昌を追善しようとのことから、この地に、大きさにして全身8.6メートル、高さ2.12メートルの涅槃像(ねはん)が建立されました。この涅槃像を見に行きました。

もう少し島原でゆっくりしていたかったのですが、今回の長崎訪問の目的の一つである「長崎くんち」を見るために長崎市へと戻りました。