【鉄道版ビワイチパスで滋賀の城旅・1日目】八幡山城・安土城・観音寺城を歩く!

◆ 旅のスタートは八幡山城から

旅のスタートはJR近江八幡駅。ロープウェーで向かう八幡山城跡は、豊臣秀次が築いた山城で、山頂からの琵琶湖や近江平野の眺望がとにかく素晴らしいです。石垣や曲輪の跡が静かに残っており、現在は瑞龍寺の境内として整備されています。市街地に近いとは思えない静けさが心地よく、朝の散策にぴったりでした。

◆ 信長の野望を体感できる安土城跡

次に訪れたのは、歴史ファン憧れの地、安土城跡。JR安土駅から歩いて約25分、織田信長が天下統一の拠点として築いた壮麗な城です。現在は石垣と大手道が残るのみですが、そのスケールと重厚さは圧巻。信長がいかに時代を先取りした存在だったか、現地に立つと肌で感じられます。途中にある「信長の館」では、伝説の黄金の天主の再現模型も展示されていて、想像が広がります。

◆ 山深き中世の名城、観音寺城

そして1日目のラストは、六角氏の本拠だった観音寺城跡。こちらは山中に築かれた本格的な中世山城で、桑實寺の参道を通ってアクセスします。登りは少しハードですが、その分、山頂に点在する石垣や郭群は見応え抜群。苔むした石垣と自然が織りなす風景が美しく、静けさの中に当時の気配を感じることができます。登城道は急な箇所もあるので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

◆ 山城ならではの醍醐味と達成感

1日目は移動と山道歩きでやや体力を使いましたが、そのぶん得られる歴史の臨場感は格別。観光地化されすぎていない、リアルな「城跡」の魅力をたっぷり味わうことができました。お城ファンだけでなく、歴史ある風景に癒されたい人にもおすすめのルートです。

◆ 次回は彦根城&長浜城へ!

2日目は国宝・彦根城と、豊臣秀吉ゆかりの長浜城を巡る予定。アクセスもスムーズで、1泊2日の電車旅にはぴったりのモデルコースになりそうです!