長崎南方苑ユースホステル仲間たちの集い2018（2日目&3日目）

2018.08.16
旅行・観光・散策

2018年8月15日

台風15号接近のなか二日目の朝を迎えた。
私のように毎年のように長崎へ来ている者もいれば、何十年ぶりという参加者も。なかには小学生の子供を連れてきた参加者もいて長崎観光を希望する者もいるので、二日目は17:00に長崎駅前集合とし、それまでは自由行動としてあった。

私を含め8名は午前中「軍艦島上陸ツアー」に参加す予定であったが、台風15号の接近ということでキャンセル。軍艦島での記念写真用にと横断幕を作ったのだが無駄となってしまった。

軍艦島キャンセル組は長崎名物のちゃんぽんに皿うどんを食べようと、10:50に長崎新地中華街の「江山楼」前に集合。10:50と昼食には早い時間だが、やはりお盆ということで混みだす前に食べようということにしたのだ。

「江山楼」は私がはじめて長崎を訪れた36年前からのお気に入りの店である。長崎にはちゃんぽん発祥の店とされる「四海樓」をはじめとし数多くのお店でちゃんぽん・皿うどんを提供している。ちゃんぽんが大好きな私は数多くの店でちゃんぽんを食べてきたが、「江山楼」を上回る味に遭遇したことがない。またリーズナブルな価格で食べられるのがいい。

8名が4人ずつ2つの席に案内される。私のテーブルでは上ちゃんぽんと上皿うどん（細めん）を二つずつ注文しシェアすることでちゃんぽん・皿うどんの両方を味わった。濃厚なスープであるにもかかわらず胃もたれすることもなく箸が進むちゃんぽんはやっぱ最高だ！もちろん具材もたっぷり、ボリューム満点です！長崎にお出かけの際は是非長崎新地中華街の「江山楼」にお立ち寄りください。（「江山楼」さんの回し者ではございません。）

食事後二日目から参加のメンバー一人と合流。朝から降り続いていた雨も小降りになったので少し観光することに。

まず向かったのはオランダ坂。出島に住むオランダ人の影響か、開国後も長崎の人々は東洋人以外を「オランダさん」と呼んでいたようで、当時「オランダさんが通る坂」という意味で居留地にある坂はすべてオランダ坂と呼んでいたと考えられているそうです。現在は、主に活水学院下の坂がオランダ坂と呼ばれてます。

オランダ坂をのぼり、途中の階段を下って「孔子廟」へ。私がヘルパーをしていた時代は「唐人館」または「唐人館孔子廟」と呼んでいましたが、今では「孔子廟」となってます。ここは中には入らず大浦天主堂へと向かいます。

これまでに何度も観ている大浦天主堂ですが、今回天主堂の建物を見てびっくり。真っ白に塗りなおされているのだ。なんか違和感が･･･。塗りなおす前の方が情緒があってよかったな～。塗りなおさないと壁面が傷んでくるから仕方ないとはいえ、あまりに白すぎて趣が失われてしまったと感じるのはわたしだけだろうか。

大浦天主堂下のお土産物屋さんをぶらついてから、夜の宴会用にお弁当屋さんに頼んであるオードブルを受け取るため海沿いを通って大波止に向かう。

オードブルを受け取りバスでホテルに向かう。新世界三大夜景で有名な稲佐山の中腹にある長崎ブルースカイホテル。オードブルを置いて少しゆっくりしてからみんなとの集合場所である長崎駅前にと思っていたら。みんなホテルに戻ってきた。みんなと話しているうちに駅前から歩いて上がるのは暑いししんどいよねってことになり満場一致でタクシーで行こうということになった。そう、みんな軟弱者なんです。

17:00にタクシーを呼んでもらい分乗して長崎市浜平町の長崎南方苑ユースホステルの跡地へ。当時の建物は全て取り壊され当時を偲ぶものといえば隣のバス待機場所との境のフェンスのみ。

跡地前で集合写真を撮り、当時よくやった、ジュース争奪「坊主めくり」を跡地前でやっちゃいました。「坊主めくり」は百人一首を使った一般的なもの。ルールはお姫様を引いたらもう一枚引く、坊主を最初に引いた人が負けで、負けた人が全員にジュースを奢るというのが南方苑ルールだ。

跡地から長崎駅前まで歩いて下るのだが、その前に別館が立っていたと思われる空き地に立ち寄る。

長崎駅前まで昔よく通った坂と階段をくだっていく。二十六聖人殉教地跡（西坂公園）の横を通るので二十六聖人像の前で集合写真撮影と小休止。

この後は精霊流し見物。長崎の精霊流しは平成7年以来である。その年は長崎南方苑ユースホステルでお世話になった方の精霊船を曳いたときである。あたりが暗くなり始めたので大波止方面に行ったところで23年ぶりの精霊流し見物。長崎市の精霊流しは毎年8月15日に行われる。盆前に死去した人の遺族が故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船を曳きながら街中を練り歩き極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事である。魔よけの爆竹を鳴らしながら精霊船が流し場へと向かって進んでいく。大きな船から小さな船まで様々な船が通り過ぎてゆく。

ホテルへ戻り一風呂浴びて汗を流したら宴会の始まりだ。昔話に花を咲かせたり、近況を報告しあったりして時間が過ぎていく。そんな中「今度は歩いて（跡地）上りたいなぁ。」なんて声が聞こえてくる。「じゃ来年リベンジだぁ。」などと来年も集まろうという話題に。ただ暑い夏は避けようということに。これでまた来年の企画をたてるという任務が待っている･･･といっても実はそれはそれで楽しいのである。そんなこんなでいろんな話で盛り上がり、気が付けば午前3時。片づけをして就寝。