季節外はずれの『丹波篠山もみじ三山』御朱印巡り(兵庫県丹波篠山市)

自然豊かな兵庫県丹波篠山市の中でも、高蔵寺、文保寺、大国寺の三山は、古くからもみじに造詣深い方々にお越しいただく秋の名所となっています。紅葉の季節には丹波篠山もみじ三山スタンプラリーが行われます。てなことで、紅葉シーズンには観光バスまで来ちゃうので、紅葉前に参拝してきました。(人混みは嫌いなので。。。)

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■高蔵寺

大化二年(646年)、法道仙人が黒頭峰(くろつぼ)の山腹に一宇を建立されたことに始まるという古刹。
盛時は七堂伽藍を備え、僧坊は二十一を数えたが、明智光秀の丹波攻めによって焼失、文禄元年(1952年)、現在地に本堂と西蔵坊、光源坊、泉蔵坊が再建されました。その佇まいは大山八景の一つに「高蔵寺の晩鐘」として数えられています。
山号の宝橋山は、法道仙人が高頭峰に金銀珠玉の架け橋を見たことから名づけられたのだといわれています。
現在の本堂は、江戸時代はじめに焼失したものを享保六年(1721年)に復元されたものであります。
山門から本堂にかけての寺領は春には桜、夏にはあじさい、秋には紅葉、冬には椿と四季を通じて、花の寺として知られている。

■文保寺

大化年間(645)印度より法道仙人来朝され、自作の聖観世音菩薩を本尊として聖備山長流寺を開基されましたが、承平年中(935)平将門の乱で堂宇は焼失しましたが、聖観世音菩薩は灘をのがれ今田本庄の里にお祭りされていた。その後、正和年間(1312)花園帝によって再建され、慈覚大師作の千手観世音菩薩像を御本尊として安置し、聖観世音菩薩とあわせて二体のご本尊を今に伝えています。文保年間(1317)宝鏡寺門跡一品親王により寺号「文保寺」直筆の勅額を拝受し以後、松尾山文保寺と改めています。文保寺は、隆盛の頃二十一坊を数えましたが、江戸時代中頃に六ヶ坊となり、現在は観明院、大勝院、真如院の三ヶ院が塔中寺院として残っています。

■大國寺

天台宗の寺院である。重要文化財指定の本堂や仏像を有し、「丹波の正倉院」と呼ばれる。
伝承によれば、大化年間(645年 – 650年)に、法道仙人(空鉢仙人とも呼ばれる)が国家安泰を祈願し、自ら作った薬師如来を安置し、開創したという。法道はインドから飛来したという伝説上の人物で、播磨・丹波地方には法道開基伝承をもつ寺院が多数存在する。
天暦の頃(947年 – 956年)に、兵火で焼失したが、正和年間(1312年 – 1317年)に、花園天皇の帰依により再興。安泰山大国寺の称号を賜るという。豊臣秀吉や、代々の篠山城主の崇敬を受けた