一昨日に引き続き今日も近場の山に早朝登山に行ってきた。地元三田の名峰大船山である。天上の神々が地上に降りてこられるときに三角錐の高い山を選んだそうだ。大船山は神代の時代から三角錐の山姿を持ち、山頂には神々をお迎えするために石を組んで造った「磐境」の跡が残っている。遥か昔の湖沼時代には、このあたりは湖で、大船山は島になっており船をつないだ松があったことが名前の由来とのこと。
三田から後川に抜ける県道37号線の十倉が登山口。県道沿いに「大舟山登山口」の標識が立っている。標識に従い県道から離れる右折。すぐ右手に集会場のような建物が建つ公園があるので、そこにバイクを駐輪させてもらい出発。青々とした稲田を左右に見ながら進むと林道に入る。池を3つ過ぎると山道に入る。薄暗い林間の谷筋を登っていくと山腹への道へと変わり、やがて波豆川方面との分岐点(山頂まで350m地点)に到着。
分岐を波豆川方面に3分ほど行くと大舟寺跡がある。礎石がわずかに残っている程度で、解説板が立っていなければ寺院跡とは気付かずに通り過ぎそうな場所である。およそ1,400年前に創建され、西暦1,499年に廃寺とし、現在の場所(大船山山麓)に移されたとのこと。
大舟寺跡から分岐点まで戻り山頂を目指す。分岐点から山頂までは急登が続く。トラロープの張られた急登を登りきると三等三角点のある山頂に到着。登山口から1時間ほどの行程であった。小雨が無理続いていたが、幸いにもガスはなく展望を楽しむことが出来た。
山頂を後にして、ピストンで下山。バイクで家路に着いた。 |
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