大野山(おおやさん)に登ってきた。この山は小生が山登りを始めたばかりのころに一度登っている。お盆休みに入ったが特に予定もないので近場で軽く登ってみることにした。
西軽井沢という洒落た名前のバス停付近にバイクを停めスタート。バス停前の標識に従って現在はほぼ廃墟の別荘地へと入って行く。別荘地を抜け渓流の流れに耳を傾けながら登る。
やがて渓流から離れる。登山道は広く歩きやすい道が続いていく。やがて急な階段道が現れる。それを登りきると道は緩やかになる。鉄塔の横を抜け、車道を乗越え進む。やがて目の前が開けると、標高753mの大野山山頂である。
三頭三角点のある山頂は、広い草原となっており、標高・経緯度が彫られた石碑と方位板が置かれている。天気が良ければ眺望を楽しめるのだが、今日は生憎の天気の為、ガスで真っ白なのが残念。
この山頂にははるか昔、日光寺という山岳寺があったそうだが、今は往事を偲ぶよすがは残っていない。山頂直下はキャンプ場となっているが、この辺りに多くの寺院建造物や宿坊が建っていたのではないかと思う。
せっかく登ってきたので天文台がある高台にも寄ってみたが、やはりガスで眺望はゼロであった。展望が楽しめないのは残念だが、霧雨が降り、気温が低めなので、暑さでうだることなく気持ちよく歩くことが出来たのがせめてもの救いである。
長居をしても仕方がないので、ピストンで西軽井沢へと下る。往復2時間ちょっとのお散歩程度の山行であった。 |
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