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大阪アルプス+日本一低い一等三角点の蘇鉄山+串かつ

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登頂日
2010年4月3日(土)
天 候
晴れ
同行者
囲炉裏村メンバー6名+1名

JR桜島⇒天保山 4.5m⇒茶臼山 26m(天王寺公園)⇒聖天山 14m⇒蘇鉄山 6.8m









 大阪アルプスに行ってきた。大阪にアルプスなんかあったか?と思われる方も多いと思う。大阪市生野区の岡山(御勝山)14m、天王寺区の茶臼山26m、阿倍野区の聖天山14m、住吉区の帝塚山20m、そしてご存知日本最低峰である天保山4.5mの大阪五低山を大阪アルプスと呼んでいるのだ。天保山山岳会では、「大阪五低山縦走指南書」なるものを発行し、縦走者には「縦走証明書」を発行している。

 今回は、この五低山中、天保山・茶臼山・聖天山の三山と大阪府堺市にある日本一低い一等三角点の山である蘇鉄山に行ってきた。

 JR桜島駅で集合し渡船乗り場へ。大阪市には現在も市が運営する渡船が8箇所残っており、市民や観光客の足として利用されている。ちなみに無料で乗れるのである。桜島から渡船でほんの数分で安治川を渡してくれる。船を降りると目の前が桜の花に彩られた天保山公園だ。この中に二等三角点の日本一低い山である天保山がある。天保山は、1831年(天保2年)に安治川を浚渫した際にその土砂を河口に積み上げて作られた築山である。当初は約20mあったが幕末に砲台にするため約7mの高さに削り取られた。近年までその高さを保っていたが、昭和40年代後半の地盤沈下により現在の4.53mとなった。

 天保山からは地下鉄で天王寺に移動し、天王寺公園内にある茶臼山を踏破。四天王寺の南西に位置する茶臼山は、5世紀ごろの前方後円墳であるという説がなされている。しかし1986年の発掘調査結果によると、古墳に欠かせない葺き石や埴輪が全く出土していない。一方、規則正しい作られ方をしている盛り土は、堺市の大塚山古墳や御勝山古墳にも共通していることから、古墳丘ではないとも断定できず、専門家の間で議論が繰り広げられ、結論が出されていない。大阪冬の陣では茶臼山一帯が徳川家康の本陣となり、大阪夏の陣では真田幸村の本陣となって「茶臼山の戦い」の舞台となったことで有名である。

 茶臼山の麓の桜の木下でお弁当を食べた後、本日三座目の聖天山を目指す。 聖天山は阿倍野区の西端、上町台地の南端に位置する小高い丘で、山の北側は公園になっており、古墳が残っている。山頂は「天下茶屋の聖天さん」と呼ばれる聖天山正圓寺の境内である。

 聖天山から天下茶屋駅に出て南海電車で堺駅へ移動。堺駅の南西すぐにある大浜公園内に本日最後の蘇鉄山(そてつやま)はある。 蘇鉄山は標高6.84mの築山。蘇鉄の生えている山頂には一等三角点があり、一等三角点のある日本一低い山である。蘇鉄が生えているから蘇鉄山なのか、蘇鉄山だから蘇鉄を植えたのかは定かではないと言いたいところだ、蘇鉄は近年植えられたそうだ。また、山岳会が結成されており、希望者に対しては、堺駅南側にある神明神社で登山認定書を発行している。2年前に訪れた時は無料であったが現在は20円になっている。

 四座完登したので、電車で梅田へと帰ることに。そして本日のメインイベントである。二度付け禁止の串かつである。入ったお店は新梅田食堂街の百百。串かつとビールで『かんぱーいっ!』って、まだ時間は午後3時を過ぎたところ。4時過ぎに六甲山に行っていたYさんも合流し4時半ごろで串かつ屋を退散。天神橋のネットの山仲間が経営するお店で二次会。ここで3名の山仲間が来店。カウンターだけのお店は我々山仲間の貸しきり状態と化してしまった。結局10時過ぎまで楽しみお開き。今日は少し歩いて、たっぷり食べて、飲んで、喋った楽しい一日であった。でも、少し呑み過ぎたかな。
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