山仲間のOさんから前泊での釈迦ヶ岳(大峰)のお誘いをいただいた。宿泊地は前年の同時期にやはりOさんからのお誘いで七面山に登った時と同じ大塔の高野辻ヘリポート横の公園である。
午前11時半頃に宝塚駅でZさんにピックアップしてもら、途中Mさん・Rさんをピックアップし、一路集合場所のスーパーオークワ橿原畝傍店へ。ここで奈良組のOさん・Aさん・Sちゃんと落ちあい、夕食のBBQの食材&アルコール類の買出しをして宿泊地へ。
宿泊地に着き、荷物を運び上げ、まずは各自テントの設営。テントの設営が終わったところでBBQの準備開始である。準備も整い、さあBBQ開始っていうベストタイミングで、Kさんが到着。今回の参加メンバーが全員揃ったところで乾杯!美味しいお肉とビールをいただきながら色々な話題で盛り上がる。
夜も更けてきた頃サプライズが待ち受けていた。天文観測に来られていた方にお誘いをいただき、天体望遠鏡をのぞかせてもらえるとのこと。この場所は、星のビューポイントとしても有名なのだ。数名の方が天体望遠鏡やカメラを夜空に向けておられたが、その中にひときわデカイ天体望遠鏡がある。望遠鏡のレンズをのぞくのに脚立に乗らなければならないほどの大きさだ。
天体望遠鏡をのぞかせていただくと肉眼では見えない星もたくさん見える。黒い紙の上に白い砂を撒き散らしたようだ。そんな中で大きく光り輝いている星が肉眼で見えている星なのだろう。天体望遠鏡の方角を変え色々と見せてもらった。天文の知識は皆無だが、それでも知っている星なども見ることができた。中でも「プレアデス星団」といってもわかる人は少ないだろう。かくいう私もインターネットでその名を知ったのだが・・・。おうし座の散開星団で、メシエ天体としては「M45」。漢名は「昴(ぼう)」、和名は「すばる」と書けばわかるだろう。『我は行く 蒼白き頬のままで我は行く さらば昴よ』のすばる。スバル自動車のスバルである。星の並びは、まさにスバル自動車のエンブレムである。
また、230万光年の星も見せてもらった。230万年前の光が見えているわけだが、230万年といわれても・・・である。どうやって計ったのだろうなどと考えてしまう。星に感動しているうちに、気が付けば時間は午前0時前、翌朝早いこともあるので、お礼を言って引上げ就寝。
翌朝、朝食をすませ撤収。釈迦ヶ岳の太尾登山口へ。登山口から稜線に出て登っていく。大峰山系独特の景色が目の前に広がる。根こそぎ倒れた樹が多く、樹木の墓場のような場所を通り過ぎ、ブナ林の古田の森から千丈平へ向かうあたりは、眼前に釈迦ヶ岳の雄姿が見えるのだが、生憎のガスで姿を見ることはできない。深仙の宿・前鬼方面への分岐を過ぎると最後のひと登り。標高1,800mの山頂では釈迦如来像が迎えてくれる。長年にわたり修験者や登山家たちの安全を見守ってきたこの釈迦如来像は、大正13年に「鬼マサ」の異名で知られていた岡田雅行という強力が、たった一人で道をつくりながら、3分割して担ぎ上げたと伝えられている。現在の釈迦如来像は、いちど山頂から撤去修復され、平成19年8月に戻ってこられた釈迦如来様である。
360度のパノラマが広がる山頂なのだが、残念ながら、この日はガスで真っ白け。昼食後バンダナショットを撮影してピストンで下山。千丈平では鹿の群れに遭遇。その後、ついに雨が降り出したが、登山口近くまで戻ると雨もあがり晴れ間も見えてきた。下山後温泉で汗を流し解散となった。
Oさん&参加のみなさん、お誘いいただきありがとうございました。二日間楽しく過ごさせていただきました。
最後に、今回の山行メンバー中心で11月に久しぶりのダッチオーブンパーティーを開催することになった。お世話になっている山仲間やよくご一緒する仲間にも声を掛け参加メンバーもほぼ確定。女性で参加希望の山友さんがおられましたらメールください。申し訳ないですが、男性は定員に達しました。
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