近鉄週末フリーパスで西国巡礼

「近鉄週末フリーパス」を使って近鉄沿線の西国霊場を三日連続で巡拝してきました。

「近鉄週末フリーパス」は近畿日本鉄道が販売している、土日を含む3日間(金・土・日か土・日・月)近鉄が乗り放題になるお得な切符です。お値段は4,100円(2018年12月現在)乗車開始日の前日まで購入することが可能です。

この「近鉄週末フリーパス」を使っての巡拝です。
二日目・三日目の南法華寺・岡寺へのバス移動を少しでもお得にするため 一日目の南円堂への巡拝前に近鉄奈良駅の前にある奈良交通案内所で奈良交通バスの「2day pass」1,500円を購入。

12月22日(土)一日目
第五番 葛井寺
第六番 南法華寺(壷阪寺)
第七番 岡寺(龍蓋寺)
番 外 法起院
第八番 長谷寺
第九番 南円堂(興福寺)

12月23日(日)二日目
第五番 葛井寺
第六番 南法華寺(壷阪寺)
第七番 岡寺(龍蓋寺)
番 外 法起院
第八番 長谷寺
第九番 南円堂(興福寺)

12月22日(月)三日目
第六番 南法華寺(壷阪寺)
第七番 岡寺(龍蓋寺)
番 外 法起院
第八番 長谷寺
第九番 南円堂(興福寺)

今回の巡拝で、第五番葛井寺・第六番南法華寺(壷阪寺)・第七番岡寺(龍蓋寺)・第八番長谷寺・第九番南円堂(興福寺)の五か寺は、先達拝命後四度の巡拝となりました。「西国観音曼荼羅」を満願すると昇補としての一巡となるので、上記五か寺は「西国観音曼荼羅」満願にて先達拝命時に授与された納経軸満願となります。

■第五番 葛井寺
御本尊の千手千眼観世音菩薩坐像は、千手にて迷える衆生を救うための大慈悲を示し、唐招提寺、三十三間堂とともに三観音として有名である。秘仏。毎月十八日に開扉、その美しさは人々を魅了し、現世利益の観音信仰を支えてきた。「西国三十三所巡礼の旅」より引用

■第六番 南法華寺(壷阪寺)
西暦七〇三年弁基上人によって開かれた霊山、壷阪山南法華寺。 西国観音霊場の第六番札所で眼病に霊験あらたかな、シルクロードの香りが豊かにただよう寺として信仰されています。
「西国三十三所巡礼の旅」より引用

■第七番 岡寺(龍蓋寺)
日本最初の厄除け霊場岡寺は飛鳥の東、山の中腹にあり、坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれる。本堂などはその奥、石垣の上に建ちならぶ。本尊、如意輪観音座像は塑像(土で造られた仏様)で、弘法大師の作と伝えられ、塑像としてはわが国最大の仏像である。また本尊は厄除け観音で知られ、古来より信仰を集めている。4月中旬からはシャクナゲの花約3000株が咲き誇り、桜、サツキ、秋には紅葉も美しい。さまざまな伝説を残した名僧、義淵僧正が創建した。
「西国三十三所巡礼の旅」より引用

■番外 法起院
寺伝によれば奈良時代の天平7年(735年)に西国三十三所を創始したと伝えられている徳道がこの地で隠棲した事に始まるとされる。徳道は晩年、境内の松の木に登り法起菩薩となって遷化したと言われる。当院の名称はそれに由来する。境内には徳道の廟と伝えられる十三重石塔がある。江戸時代前期の元禄8年(1695年)長谷寺化主の英岳僧正が寺院を再建し、長谷寺開山堂とした。Wikipediaより引用

■第八番 長谷寺
本堂も本尊も大きい。そこまでの長い登廊を行く。山を背にした谷間に広がり、西国札所でも大寺の一つ。ゆるやかな石段沿いに白壁の築地塀が延びる。ボタンの花の名所として有名だが、他にも多彩な花々が美しい寺を飾る。長谷観音と花の寺である。
「西国三十三所巡礼の旅」より引用

■第九番 南円堂(興福寺)
西国巡礼者だけでなく、日々人々のお参りで賑わう。弘仁4年(813)藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父 内麻呂(うちまろ)追善の為に建てた。基壇築造の際には地神を鎮めるために、和同開珎や隆平永宝を撒きながら版築したことが発掘調査で明らかにされた。また鎮壇には弘法大師が係わったことが諸書に記される。不空羂索観音菩薩像を本尊とし法相六祖像、四天王像が安置されている。興福寺は藤原氏の氏寺であったが、藤原氏の中でも摂関家北家の力が強くなり、北家繁栄の礎となった南円堂は興福寺の中でも特殊な位置を占めた。その不空羂索観音菩薩像が身にまとう鹿皮は、藤原氏の氏神春日社との関係で特に藤原氏の信仰を集めた。創建以来四度目の建物で、寛保元年(1789)に再建された。江戸時代の建物といっても、その手法はきわめて古様で、再建には北円堂を参考にしたのであろう。日本で最大の八角堂 毎年10月17日に特別開扉。
「西国三十三所巡礼の旅」より引用