朝5時にバイクで出発。R176を北上し鐘ケ坂トンネルを抜けると織田家の城下町であった柏原である。JR柏原駅前を通過。柏原駅の駅舎は、1990年に大阪鶴見緑地で開催された「国際花と緑の博覧会」でのドリームエキスプレス「山の駅」駅舎を移築したものである。
柏原駅を過ぎ、しばらく走るとR175との分岐するが、そのままR176を進む。R175へ道を取ると、先日ヒカゲツツジを見に行った向山連山方面である。さらに進んだ「稲継」交差点でR176は左折となるが直進し県道7号線に入る。「独鈷の滝」の大きな標識に従って右折し香良の集落へと入って行く。香良病院を過ぎると左手に登山者用の駐車場がある。この先に岩瀧寺の駐車場があるが有料(200円)である。
登山者用の駐車場にバイクを停め出発。まずは岩瀧寺で本日の山行の安全祈願を行い、裏手にある「四国八十八ヶ寺本尊佛」を見学。岩瀧寺渓谷沿いに進んで行くに従い、水音が高まってくると左手に落差15m程の「独鈷の滝」が現れる。独鈷の滝を眺めながら石段を登ると浅山不動明王を祀る岩窟(浅山不動尊)がある。
浅山不動尊から先が登山道となる。登山道に入ってすぐの五台山と美和峠の分岐を右の美和峠へと道を取るといきなりの急登。杉の植林の中を登っていくと、目の前に「市島町」と記された道路プレートが見えてくる。「えっ、ここって山だよな? もしかしてこの上は車道?・・・なわけねーよなー」など考えながら登りきったところが美和峠であった。先程目にした「市島町」ともうひとつ「氷上町」のプレートも立っている。当然のことながら美和峠は車道ではない。山道でこのよう道路プレートに出会ったのはお初である。
美和峠から鷹取山方面に「分水界の径」と呼ばれる尾根を左手に杉の植林、右手に自然林を見ながら進んでいく。しばらく緩やかな道が続くが、やがて急登となる。この急登を登りきると鷹取山(566.7m)に到着。しばらく眺望を楽しみながら休憩を取る。
鷹取山からは激下りである。鞍部まで下ると今度は一気に登り返すと小野寺山(645m)である。ここの眺望も申し分がない。ここまでくると五台山は目前である。小野寺山を過ぎた先の登山道沿いに石楠花が綺麗に咲いていた。思わず足を止め写真撮影。岩瀧寺からの直登コースとの合流点を過ぎると、あと一登りで五台山の山頂である。
山頂広場には芝生が敷き詰められており、立派な「五台山文殊菩薩」が鎮座。その横に二等三角点、数組のベンチと南側には丸太で作った簡易展望台まである。ベンチに腰を下ろし、早朝の爽やかな風が吹き抜けていくなか、コンビニで買ってきたパンで腹ごしらえ。腕時計に目をやるとac、まだ8時を過ぎたばかりである。
岩瀧寺へ直接下るルートで下山。途中の不二の滝で写真を撮ったりしながらの下山であったが、下山に要した時間は45分ほど。まだ9時過ぎ。せっかくここまで来て、このまま帰るのも、もったいないので、同じ丹波市の一等三角点の石戸山に登ることにした。 |
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