モンスターカレンダー

« 2010年5月 »
12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2010年5月30日アーカイブ

登頂日
2010年5月29日(土)30日(日)
天 候
晴れ
同行者
囲炉裏村メンバー6名+2名

太尾登山口⇒古田ノ森⇒千丈平⇒釈迦ヶ岳(1,799.6m)⇒深仙ノ宿⇒大日岳⇒千丈平⇒古田ノ森⇒太尾登山口









 2月の明神平山行時に5月末にシロヤシオの花を観に釈迦ヶ岳に行こうと誘われていた。4月の中旬に連絡が入り、5月29日・30日に決定してたのだが、今年は花の開花が遅れているため6月12日・13日に変更の連絡が入る。12日・13日に変更であれば小生は都合が悪くキャンセルとなるところであったが、他の参加予定メンバーの数人も都合が悪く、結局当初の予定通りの開催となった。

 午前11時に奈良五條のサティに集合。買出しをしてから太尾(旭)登山口へ。登山口駐車場に到着したのが午後2時半過ぎ。時間が早いので駐車場には多くの車が停まっている。団体さんのチャーターバスも2台。多くの人が山に入っているようだ。

 テントを設営しバーベキューの準備に取り掛かる。といっても食材の準備は女性陣にお任せし、ビールを飲みながらの炭火起こしが役割だ。準備が整ったところで、あらためて乾杯!楽しいBBQタイムの始まりだ。

 美味しいお肉とビールをいただきながら色々な話題で盛り上がる。5時頃、囲炉裏村のTさんとHさんが下山されて来た。せっかくなので一緒にバンダナショット!

 陽が落ち、あたりが暗くなった頃からは、焚火を囲みながらのトークタイム。楽しい時間はあっと言う間に流れていった。

 翌朝は4時半起床。朝食を摂り、荷物の整理、山行の準備を整え6時に出発。最初の階段を登りきったところが既に稜線上とのこと。なるほど地図を見ると確かに稜線上に乗っている。

 しばらく進むとシャクナゲの花が出迎えてくれた。シロヤシオの花も咲いている。みんなカメラを出してシャクナゲ撮影会である。シャクナゲの咲いている場所を過ぎると新緑のブナ林へと続いていく。

 出発から50分ほどで不動木屋谷登山道出合だ。ここから先も緩やかなアップダウンを繰り返しながら高度を稼いでいく。枯死した白骨のような木々が林立する草原のような山容は、他では、なかなかお目にかかれない大峰や台高ならではである。青空と緑に輝く樹木、白い枯れ木とのコントラストの美しさが疲れを吹き飛ばしてくれる。

 前方に釈迦が岳を見ながら古田の森から千丈平へ、水場で喉を潤し先へ進むと世界自然遺産の「大峯奥駆道」出合だ。大峯奥駈道は、古くから修験道の聖地とされ、大峯山脈の急峻な尾根をたどって吉野から大峰山寺、玉置神社を経て熊野本宮大社に至る。2004年7月「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。

 ここから、大峯奥駈道のやや急な道を登りきると一等三角点の釈迦ヶ岳山頂である。山頂では立派な釈迦如来銅像が迎えてくれる。本来であれば360度パノラマ展望の山頂であるが、残念ながら南方面は濃いガスに覆われ真っ白。これから登る大日岳の姿も見えない。反対側の北方面は、雄大な展望が広がっていた。

 山頂から先程の大峯奥駈道出合まで戻り、奥駈道を南へ下ると深仙の宿だ。 深仙の宿は鞍部になっており、ここから大日岳へ向け登って行く。このあたりから大日岳の麓まで、アケボノツツジが奇麗なピンク色の花を咲かせていた。アケボノツツジの樹に混じって、シロヤシオの樹があるが、残念ながらこちらには花が付いていない。これだけ沢山のシロヤシオが満開になれば、さぞかし奇麗だろう。

 大日岳の登り口に荷物をボッカし空身で大日岳へ。危険な行場の岩場は避け、捲き道を登る。大日岳の山頂には大日如来像があり、その先の展望が利く岩場は2・3人のスペースしかない。

 大日岳から深仙の宿に戻り昼食。昼食後千丈平まで奥駈道の西側をトレースして戻る。千丈平周辺では数頭の鹿に出会った。ここからは、往路をピストンで下山。途中ガスが出たり、ポツポツと雨が落ちてきたこともあったが、本降りになることもなく下山することができた。

 満開のシロヤシオにあうことはできなかったが、アケボノツツジの花を観ることができたので良かった。来年は是非、シロヤシオ咲く釈迦ヶ岳に登ってみたいと思う。

 今回の企画を立ててくださったRさん、ならびにご同行いただいたみなさん、ありがとうございました。おかげで今回も楽しい山旅をさせていただきました。また次回もよろしくお願いします。
ランキング参加中!ポチッっとお願いします。⇒
にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ

山で出逢った花


月別 アーカイブ