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石切道から幻のシチダンカを求めて六甲高山植物園【六甲山系】

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登頂日
2008年6月28日(土)
天 候
曇り→小雨
同行者
単独行
地 図
地形図 1/25,000 西宮・宝塚・有馬
昭文社 山と高原地図 六甲・摩耶 2008年版
ルートmap by GARMIN etrex VISTA HCX
参考書籍
登山・ハイキング案内 六甲山 改訂版

阪急御影駅⇒(15分)⇒白鶴美術館⇒(35分)⇒石切道・黒五谷・打越山分岐⇒(78分)⇒全山縦走路出合⇒(6分)⇒六甲高山植物園⇒(10分)⇒六甲ガーデンテラス⇒(50分)⇒極楽茶屋跡⇒(45分)⇒七曲滝⇒(37分)⇒ロープウェイ有馬温泉駅⇒(15分)⇒神鉄有馬温泉駅
歩行距離(沿面):15.1km   所要時間(見学・休憩時間含む):5時間22分







 六甲高山植物園で幻の花と言われたシチダンカが見ごろとの情報を得たので、今回は六甲高山植物園を目指して登ることに決定。地図を見ながらどのルートから登るかを考えます。ふっと目に飛び込んできたのが、六甲高山植物園のすぐ南側の全山縦走路に出合う石切道。この道は以前から何度か登ろうと思ってはいたものの、なかなか実行できなかったルートなのです。ということで石切道に決定。石切道は六甲山の花崗岩を石材として切り出して運搬した道です。切り出した石材を加工した川原の加工場が石屋川で、そこで加工した石材が御影浜から積み出されたため御影石の名称が生まれました。下りは紅葉谷から有馬温泉に下ることにしました。
 阪急御影駅前東側のガードをくぐり、住宅街を道標に従い白鶴美術館へ向かいます。白鶴美術館の先の落合橋を渡ったところで自動車道から離れ、右へ川沿いのやや細い舗装道へ入ります。その分岐のところには、昭和13年に発生した阪神大水害の紀念碑が立ち、紀念碑の右台座部分に最高時の洪水水位が刻まれています。道に沿い水車小屋群跡、神楽岩堰堤と進んでいくと舗装道が地道へとかわり、やがて石切道と住吉道・打越山方面への分岐となります。道標に従い石切道へとルートを取ると石がごろごろした登りが続きます。登りは緩やかですが、石がうっとうしくて歩きにくい道です。ごろごろしている石にうんざりしながら登ると突然舗装道に出ます。しばらく舗装道を進むと道が二手に分かれ、左が地道の石切道です。分岐のところには花崗岩の立派な道標が置かれています。この先急登を登っていくと展望が開けた場所に砂防事務所が設置した切り株のベンチがあります。天気が良ければ眺望を楽しめるのですが生憎の天気。早く梅雨が明けないかなとしみじみ思ってしまいます。この先も急な登りが続き、やがて全山縦走路に出合います。右に行けば凌雲台・最高峰方面、左はすぐ記念碑台方面です。今回は左に道を取り本日の目的地である六甲高山植物園へ向かいました。六甲高山植物園の入園料は大人600円なのですが、まやビューライン夢散歩の会員証提示で100円割引の500円で入園できました。入園後目的のシチダンカが植わっている場所に直行。パチパチと下手な写真を撮りまくりました。
シチダンカ(Hydrangea macrophylla forma prolifera)
6月下旬から7月中旬
ヤマアジサイの小さな花(両性花)が退化し、装飾となる大きな花(中性花)が八重咲きになったもの。江戸時代にシーボルトが紹介して以来、その存在が確認されていなかったが、約130年後の昭和34年(1959年)に、六甲山で偶然発見され"幻のアジサイ"として話題になった。いまや、シチダンカは六甲山の名花である。
六甲森林植物園解説より抜粋
園内を約1時間散策した後、六甲高山植物園を後にし六甲ガーデンテラスから極楽茶屋跡へ向かいます。極楽茶屋跡から全山縦走路と別れ紅葉谷へと入っていきます。紅葉谷道は冬の氷爆の時期は滝見物のハイカーで賑わっていますが、今の時期はそうでもないようです。途中で出会ったハイカーの人数もそんなに多くはありませんでした。途中、凍っていない七曲滝を見物して有馬温泉へと下りました。

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