午前4時過ぎに起床。前日の寝不足&疲労の関係で、ぐっすりと眠ることができた。日の出前だが、槍ヶ岳の姿は、くっきりと見える。山頂でご来光を拝む人達が、すでにヘッデンを点けて登り始めている。我々は、陽が昇ってからの出発。サブザックに必要な物だけ入れて槍の肩に向かう。
槍の肩から大槍を望む。ついにこの日がこの時がやってきた、天候は上々、槍ヶ岳への第一歩を踏み出す。三点確保で登って行くが、足場や手のホールド箇所もしっかりており、さほど苦労なく登って行ける。鎖やハシゴも特に問題ない。先行している人が多いが渋滞まではならず、スムーズに登って行ける。
最後のハシゴを登り切り槍ヶ岳山頂に到達。両足でしっかりと山頂を踏みしめる。眼前には、北アルプスの大パノラマが360度に渡り広がっている。昨年登った双六岳も見える。広がる雲海には、大槍の影が映しだされている。何とも言えない素晴らしい景色だ。北アルプスでは奥穂高岳に次ぐ標高の山だけあって、周りの山々を見下ろす感じが何とも言えず素晴らしい。
祠の屋根に置いてある『槍ヶ岳登頂』と書かれたプレートを持って、バンダナショット&個人での記念写真を撮影。このプレート、そんなに重くなく、ごく普通の板切れって感じだが、悪天候の強風で飛ばされることはないのだろうか?とつまらないことに疑問を持ってしまうのは小生だけだろうか。
名残惜しいが、いつまでも居るわけにも行かないので下山。槍の肩まで下り、槍ヶ岳山荘のベンチで、今、登ってきたばかりの大槍を眺めながらコーヒーブレイク。一時の感慨にふける。槍ヶ岳山荘で、バッチと登山証明書、マグカップを記念に購入、締めて1,400円也。
殺生ヒュッテのテン場に戻りテントを撤収。朝食を摂り、出発準備を整え下山開始。往路をピストンで下山した。往路の疲れもプラスされ、結構きつい下山となったが、何とか無事に上高地に帰り着く。平湯に戻り、温泉で汗を流し、高山の自然薯料理の店で名物とろろご膳を食べ、帰阪の途についた。
▼ ご同行いただいた皆さんへ
山を始めて2年半、昨年アルプスデビューし、3度目のアルプスで、念願の槍ヶ岳に登ることができました。これもひとえに素晴らしい仲間のおかげと感謝しています。ありがとうございました。これからもヨロシクです。
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