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西国三十三霊場 第九番札所 興福寺 南円堂(大和国)

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参拝日:2011年6月19日(日)
第九番札所 興福寺 南円堂
御 詠 歌
春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲
御本尊
不空羂索観世音菩薩
宗 派
法相宗大本山
開 基
藤原冬嗣
開創年
弘仁4(813)年
所在地
奈良市登大路町48 0742-24-4920(南円堂納経所)
拝観料
境内自由
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西国三十三霊場 御朱印・本尊御影・梵字本尊

◆興福寺 南円堂 
 西国三十三所観音霊場の第九番札所です。
 弘仁4年(813)に藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父内麻呂(うちまろ)の冥福を願ってお建てになった八角円堂です。基壇(きだん)築造の際に地神を鎮めるために、和同開珎(わどうかいちん)や隆平永宝(りゅうへいえいほう)をまきながら築き上げたことが発掘調査であきらかになりました。この儀式には弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が深く係わったことが伝えられます。

 興福寺は藤原氏の氏寺でしたが、藤原氏の中でも摂関家北家の力が強くなり、その祖である内麻呂・冬嗣親子ゆかりの南円堂は興福寺の中でも特殊な位置を占めます。そのうえ本尊不空羂索観音菩薩(ふくうけんさくかんのん)像が身にまとう鹿皮は、氏神春日社(かすがしゃ)との関係から、特に藤原氏の信仰を集めました。
 創建以来4度目の建物で、寛政元年(1789)頃に再建されました。八角の一面は6.4m、対面径は15.5m、本瓦(ほんがわら)葺きの建物ですが、その手法はきわめて古様です
。  堂内には本尊不空羂索観音菩薩像、四天王(してんのう)像(いずれも国宝)が安置されます。
(興福寺WEBサイトより引用)

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