前夜JR大津駅で、Pさんの車にピックアップしてもらい、名神から中央道を走り、駒ヶ根ICで高速を下り、長野県伊那市長谷村の南アルプス林道バス乗り場「仙流荘」の無料駐車場へ。林道南アルプス線は一般車両通行禁止、ここから先バスで北沢峠に入る。始発のバスは6:05なので、少し仮眠をとることにする。
午前5時前頃から人の動きが出てきたので、我々も準備を整えバス停に向かった。既に何名か並んでいる。5時半少し前に営業所が開きチケットを購入。バス運賃1,100円+荷物料200円で片道1,300円である。この頃には、バス乗り場は長蛇の列ができている。
バスが入ってきて1台目に乗車することができた。定刻には30分ほど早いが出発。ラッキーである。約40分で北沢峠に到着。ここから、本日の宿泊地である北沢駒仙小屋のテン場まで10分程である。
北沢駒仙小屋で受付をし、テントを設営していると後のバスで入ってきた人達がどんどんやって来る。かなりの人がここで幕営するようだ。
テント設営後、仙丈ケ岳に向け出発。林道まで戻り二合目へ出合う道を登る。二合目に出合うまでは、登山者の姿は見えなかったが、二合目と出合いでは、多くの登山者が休憩していた。その先は、前に後ろに多くの登山者の姿が見える。
大滝頭(五合目)を過ぎると、傾斜が増し急登となる。やがて目の前が開けてくると森林限界である。好天に恵まれたため眺望は抜群、目の前には小仙丈ケ岳が見え、明日登る予定の甲斐駒や北岳など南アルプスの山々のパノラマが広がる。遠く北アルプスの山々、一月ほど前に登った槍ヶ岳も見える。もちろん富士山の雄姿もだ。
晴れているのは良いのだが暑すぎである。森林限界を越え、直射日光を遮ってくれる樹木が無いので汗だく状態。Pさんは、昨夜の睡眠不足とあいまって、かなりバテ気味のようだ。こまめに小休止をはさみながら、ゆっくりとした歩調で登る。
小仙丈ケ岳(2,855m)に到着。多くの登山者が休憩中だ。我々もここで眺望を楽しみながら少し長めの休憩。
仙丈沢カールを眺めながら、仙丈ケ岳へと向かう。仙丈小屋との分岐を過ぎると頂上は目前。砂礫の道を登って行くと山頂に到着。約3時間半の行程であった。仙丈小屋まで下りここで昼食。当初ラーメンの予定であったが、沢が涸れて水が無いとのことで、行動食と缶ビールで済ます。
仙丈小屋からは、馬の瀬ヒュッテを経由して大滝の頭まで下る。大滝の頭からは往路ピストンで15:00少し前にテン場へと戻った。
翌日 甲斐駒ケ岳 >>
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