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小部峠から六甲山に上る

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走行日
2014年11 月8日(土)
天 候
晴れ
同行者
単独






 

上り坂が嫌いな軟弱チャリダーであるオイラが無謀にも六甲山ヒルクライムに挑戦してしまったのだ。きっかけは、所属する山の会のメンバー3人が上られたからである。その中のお一人が最近ロードレーサーを購入したばかりの初心者。であればと単純なオイラは上ってみっかと結論付けてしまったのだ。

コースは有馬街道の小部峠から西六甲ドライブウェイに入り最高峰を目指すコース。先の3名は三ノ宮に集合してとのことだったが、有馬街道は道幅が狭くトラックの通行が多く、自転車では走りたくないルートなのだ。ではどうするか・・・地図で小部峠の場所を確認すると神戸電鉄北鈴蘭台駅が近い。ということで、我が家の最寄り駅フラワータウン駅から北鈴蘭台駅まで輪行することにした。

早朝まだ陽も昇らない中をフラワータウン駅までチャリを走らせる。電車発車時刻まで10分しかない。チャリをばらして輪行袋に入れて改札を抜けホームまで・・・10分は無理だろうと諦め、ゆっくりと作業をする。

北鈴蘭台駅に到着し駅前に出ると目の前にいきなり坂が見えた。この坂を上がっていくと有馬街道。いきなりの上り坂に早くも「来なければよかった」と軟弱ぶりを発揮。しかし、来てしまったものは仕方がない。駅前の坂でビビっているようでは先が思いやられる。

準備を整え出発。上り坂を経て有馬街道に出て少し南下すると小部峠だ。小部峠から西六甲ドライブウェイに入り登っていく。先日交換したリアスプロケットの恩恵もあるのか思ったより上れる。気が付けば神戸市立森林植物園の正門前だ。傾斜のきつい坂、緩い坂、緩やかな下りとキツイ傾斜一辺倒の上りではないのが救いだ。

ペダルを踏み続けているうちに六甲山牧場を通過。しばらく走ると歩きなれた六甲全山縦走路。丁が辻から六甲山ホテルの前を通り記念碑台前に到着。記念碑台まで自転車を担ぎ上げ、しばし休憩。

ここまで来たら一軒茶屋はもうすぐだという気持ちとは裏腹に六甲ガーデンテラスまで斜度10%ほどの上りが続く。もうすぐだと思っていた分、気持ち的に折れそうになるが、ゆっくりでもいいので、絶対にペダルを回し続けるのだと決めて上りきる。ガーデンテラスを越え極楽茶屋跡と歩きでもよく通る道を進んでいくと一軒茶屋のブロック塀が目に入ってきた。「やった、上りきったぞ!」と感動の瞬間だ。自分でも、まさか自転車から下りずにペダルを回し続けてここまで来れるとは思ってなかったのだ。

一軒茶屋から最高峰まで自転車を押して上がり記念撮影。あとは逆瀬川まで下るだけだが、これが斜度のきつい下りが延々と続く。ブレーキレバーを握り続けないとスピードが出すぎて制御不能となりそうだ。完成車に元々付いてるブレーキは性能がよくないので、より注意がj必要となる。下りきったころには腕がかなり疲れてしまった。やっぱブレーキ交換しなきゃダメかと感じてしまった。SHIMANO 105 5800系あたりにでも交換しようかな・・・などと考えてしまうが、そのお金を貯めてロードを買うってのも一つの手だと考えると躊躇してしまう。

逆瀬川からJR宝塚駅まで走り、本日のサイクリングは終了。ちょっとだけヒルクライムに自信が付いた一日であった。




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